言葉を聴くということ

どうも、髙陽です!

今日は執筆活動に関するお話とは少し離れますが、僕が仕事をしていて痛感したお話について語らせて頂こうと思います!

珍しく普段の生活にも役立つかもしれないお話をします!
(僕が痛感しただけで普通の人は当たり前に出来ているのかもしれませんが)

以前、自己紹介記事でも書きましたが、僕は普段とある会社で営業をしております。
外回りをして、自社の製品を売る、そんな感じのお仕事です。
成績ははっきり言って目立つような成績ではないです。中の中より少し上、ぐらいですが、昔はもっと成績が悪く、自分には向いていないからと、この仕事を辞めようと思っていた時期もありました(ーー;)

そんな時に、昔の上司から言われた言葉があります。

「君はもっと人の話を聴いた方がいい」

正直にお話をすると、最初はなにを言っているのか、意味が分からなかったです。
仲間やお客さんの話は人並みには聞いている方だと思っていましたし、頂いたアドバイスは実行しているつもりでした。

そう、思っているだけ、つもりなだけだったのです。

その上司はこう続けます。

「話を聞くというのと、聴くというのは似て非なるものなんですよ。ちゃんと耳を傾けていますか?」

そう言われてようやく意味を理解しました。

僕は、お客さんの話や先輩のアドバイスなどを聞いてただ実行するだけで、その先を考えていなかったのです。

相手はなぜこう言っているのか、なにが目的なのか、なにを望んでいるのか。

これを考えていなかった、それが成績不振の原因の一端だったのです。

ただ、音の振動を耳で受け取るだけ、自分の中に情報として飲み込むだけでは、本当の意味で話を理解したことにはなりません。
相手が発した言葉の意図を推察し、正解を考えて相手に言葉を、時には行動を返す。それがキャッチボールなのです。

頂いたアドバイスをただ実行するだけではなく、アドバイスの意図を理解して実行しなければ意味をなしません。本質が抜けているのです。

これに気がついてから、僕は成績が少しづつ上がってきました。まだまだ修行中の身ではありますが、これに気がついたことは大きかったです。

そして、これは普段の人間関係にも大きく関わってくるのだと思っています。
僕は最近聴くことの意識を怠ってしまったために友人を怒らせてしまったことがあります。
その時に上司の言葉を思い出して、自分は友人の言葉を本当に聴くことが出来ていたのかと省みることができました。

思うに、人が発した言葉には一言一句意味の無い言葉はないのです。
注目されたいのか、改善をして欲しいのか、怒っているのか、助けて欲しいのか、なにかしらの感情と意図がそこにはあります。

そして、もちろん正解の回答があるわけですが、必ずしも正解を言わなければならないというものでもないのではと僕は考えています。

大事なのは、正解を考えること、そしてそれが相手に伝わること。
そうすれば、人は大概こちらの思考を汲んでくれます。
そうして、自分の発言に対して考えてくれたということが、人に安心感を与えるのです。

そして、少しづつ正解に近づければそれでいいのではないでしょうか?

その先に、信頼関係はあるのではないでしょうか?

あなたは、人の話をちゃんと聴けていますか?

聞いているだけになっていませんか?


ぜひ少し考えてみてください。
では、またお会いしましょう。

令和二年 桜月
髙陽

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