音楽と記憶

音楽を聴いた時気分が変わる。このとき、音楽が記憶と結びつき、気分をつくる。

結びつけているものは何か。意味だ。実存のモノを認識する時、私たちは言葉として、実存のモノを一面的に理解する。このとき、モノと言葉の間は意味作用が働いている。

この考えを適用する。音楽はある種の言葉、時間的な言葉と考える。時間的な言葉である音楽は、時間的なモノ=記憶と結びつく。両者は意味作用が働いている。

モノと言葉は社会的な関係であるが、音楽と記憶は個人的な関係であり、非自然であり、狂気を含むかもしれない。それがいい。

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