行動に意味づけを行う

 コピー取り、掃除、お茶くみなど雑用と呼ばれる物が多く有る。毎日の様に雑用をこなすだけの人も多くいるだろう。しかし、それは本当に雑用なのだろうか。他の大きな意味を持ち、雑用として終わらない物もあるのではないか。
 「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」
 阪急東宝グループの小林十三氏の言葉だ。下足番は雑用係の様なものである。そこに意味を見出し、一番になれという言葉だ。では、雑用が雑用で終わるのと雑用に意味を見出し仕事として捉えるにはどの様にすれば良いのか。その様に捉える人はどこが違うのか。
 行動に意味づけを行う為には、適切な目標を設定する事だ。では、この適切な目標を設定する為にはどの様にするのか。鮒谷氏は、以下の様に記している。
 「挑戦的な無数の行動を促す高い基準の目標を掲げる」
 この事が、大切だとしている。頭が悪いや環境が悪くてもこの高い目標設定によって成功を果たしている事だ。では、自分の目標は何だろうか。
 「卓越した凄みのある人だ」
 これは、どの様な意味だろうか。卓越したとは、力が秀でて圧倒的な存在の事だ。凄みとは、外見からオーラがあり、周りを圧倒する存在の事だ。卓越した凄みのある人の存在から逆算した目標を掲げ、行動するのだ。これが、全ての行動に意味を与える方法である。
 雑用を雑用と捉えない為には、どの様にするのか。それを視点の切り替えだと思う。例えば、豊臣秀吉も雑用から這い上がった。おそらくだが、豊臣秀吉は、最初から国を支配するのはどの様にしたら良いのかを考えていたのではないか。その事が、雑用の時からの行動変容につながったと考える。その様に、視点や視座を変え物事を見ることが大切だと思う。
 以上の事が、行動に意味づけを行う為にする事だ。

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