るろうに剣心を見ていて思うこと

  アニメ「るろうに剣心」をご存知だろうか。実写映画化もされ、世界的な人気を呼んだアニメであり漫画だ。るろうに剣心に作者和月伸宏。内容は、
明治時代の日本を舞台に、最強の幕末志士緋村剣心別の名を緋村抜刀斎が道場主の神谷薫ら仲間たちと出会い、激動の時代を生き抜いてきた宿敵たちと戦いながら、新しい時代での生き方を模索する物語だ。
 るろうに剣心を見て思う事は、時代の変わり目に生きる人達の混乱と生きづらさを感じる。明治維新から10年後、庶民から蔑ろにされるのは、江戸時代まで活躍した武士や侍だ。真剣を持って、道を歩けば、馬鹿にされ笑われる。貧しく、乱暴な存在として武士を描かれ、時代の変化から残された存在だ。一方、武士は過去の良さや精神を解く。昔の時代を取り戻そうとした武士もいる。時代が変わったと納得する緋村、しかし、変われない武士を見ながら葛藤に苦しむ緋村。時代に変化し適応する事の難しさを感じ取れる。
 現在、コロナの世界的な感染が広がっている。アフターコロナとも言われる言葉さえ出来た。現実、数ヶ月で世界は変わろうとしている。当たり前の様に通勤し出社する事が日本の企業の風景であった。しかし、出社せずリモートワークするを採用する企業が増えた。リモートワークは仕方なく採用したのが現実だ。他にも、学校の始業時期の変化の議論やオンライン授業の議論が盛んに盛り上がっている。コロナの収束後、世界は大きく変わっている可能性が高い。精神科医の樺沢氏は、10数年で変化する事がこの数ヶ月で変化したとも話している。また、成毛氏は、10年後に残っている仕事は分からないとも話している。昭和、平成、令和の時代で活躍した人が、これかれの世の中時代の変化に取り残される可能性もある。また、活躍する要素とされた物は、むしろ、足かせになる可能性が高い。10年後明治維新後の様な武士が現れ、今まで活躍出来なかった人が脚光を浴びる時が来るのではないかと考える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?