【成長とは何か】①成長出来ない理由

  成長したい。多くの人が望む事だ。そのような事は、当たり前なのかもしれない。常に成長しないとイケナイというのが社会の雰囲気だ。しかしながら、多くの人が成長できず、伸び悩んでいる人も多いのではないかと考える。伸び悩んでいる理由も分からず生活している人もいるのではないか。その理由を考えたい。
 まず、成長とは何だろうか。それを分からずして成長出来ない理由を考える事は、出来ない。成長と考えると方法論やテクニックを学び習得する事と考える人もいる。しかし、本当にそう何だろうか。吉田氏は、以下の様に著者に記している。 
 「成長の本質は、アイスバーグをバランス良く大きくするということにな
  ります。」
 アイスバーグとは何だろうか。アイスバーグとは氷山とう意味がある。吉田氏は、アイスバーグの目に見える部分が周囲から見える結果や成果の部分としている。成果や結果を残している人は、その裏に成果を出すための努力の積重ねがあるという事だ。本質は、普段見えないところにあるのだ。その見えないところにも層があるとしている。その層の中の基礎的な部分であり、一番大きな部分として、意識、思い、人生哲学を挙げている。その上部に日常の振る舞いや行動、そのさらに上部にスキルの部分があるとしている。結果や成果が出る人ほど、一番基礎の意識、思い、人生哲学の部分が非常に大きいとしている。その部分が大きくなればなるほど上の二つも大きくなる。また、そのバランスも大切だともしている。アイスバーグが大きくすると同時にバランス良く大きくする事の大切さを説いている。
 では、なぜそのアイスバーグをバランス良く大きくする=成長が上手く行かないのか。ふたつの理由があると考える。
 まず、コンフォートゾーンがあるためだ。コンフォートゾーンから離れる事は、不安や心配になる。そのため現状維持を求め、成長を求めないのではないかと考える。
 次に、当事者意識の欠如がある。物事を自分が関わる事として、捉える事ができる。では、当事者意識を持っているか持っていないかの判断をどの様にするのか。それは、質問の有る無しだとコンサルトの杉村氏はしている。質問する事は、他の多くの著名人からも大切さを説かれている。多くのプロゴルファーを育成した坂田氏は、プロゴルファーとして活躍する選手程、幼少期からしつこく質問をしてきたとしている。
 以上の事が人が成長しない理由だ。

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