見出し画像

ホラーゲームレビューを書いてみよう17

本日レビューするゲームはこちら

ALAN WAKE(アランウェイク)

あらすじ

「彼は何も知らなかったのだ」

自分が書いた小説の登場人物に命を狙われるという悪夢の中で、眩い光と共に何者かがそう告げていた……。

全米を代表するベストセラー作家アラン・ウェイクは、深刻なスランプから脱出するため、妻のアリスと共に住まいのニューヨークを離れ、大西洋沿岸部に位置する田舎町『ブライトフォールズ』を訪れた。広大な森林に囲まれ、穏やかな湖と灯台を擁する美しい景観はアランの苦悩を和らげるものであったが、それでも筆を進めるまでには至らず、宿泊先であるコールドロンレイク中央部のダイバー島に建てられたキャビンで、タイプライターを持ってきたアリスと喧嘩をしてしまう。

たまりかねたアランがキャビンを出た直後、アリスの悲鳴が響いた。振り返ったアランが目にしたのは、湖へ落ちてゆくアリスだった。救助のためアランは湖へ飛び込むが、直後に大破した車の中で目を覚ました。何が起こったのか理解できないまま、妻の安否を確かめようと暗い森の中をキャビン目指して走るアラン。その彼に突如として襲い掛かったのは、悪夢に登場した『闇』を纏う多数の何者かだった。銃を撃ってもびくともしない敵に追い詰められたアランだったが、夢の中で聞いた声に従いライトの光を当てると闇は取り払われ、そこへ銃弾を打ち込むことでようやく敵を撃退する事に成功した。

目的地へ向かう中、アランは散乱したコピー用紙を発見する。用紙にはどういうわけかアランが次作として構想していた作品のタイトルが書かれていた、その後も至る箇所で小説の一文が書かれたコピー用紙が発見され、やがてアランは、それが自身に今起こっている出来事を正確に描写した文章である事に気が付く───。

レビュー

作家アランウェイクが妻を救うために戦うホラーアドベンチャー+TPS。
光と闇が1つのテーマとなっており、闇をまとった敵はやみくもに攻撃しても倒すことができない。手に持ったライトの光を当て、完全に闇を剥がすことで初めて敵にダメージを与えられるようになります。
そんな特徴的な戦闘システムをもった本作ですが、ゲームのメインはあくまでストーリー主導のアドベンチャーといった印象で、戦闘は固定戦闘以外は逃げた方が早いケースが多いです。敵がいくらでも湧いてくる場面も多く、アラン先生は走るとすぐ息切れしてしまうこともあり逃げるのもなかなか必死。やっと辿り着いた安全地帯である街灯のわずかな明かりにこれほど安堵感を感じるゲームもないでしょう。
連続ドラマ仕立てのストーリーはプレイヤーを引き込むのが上手く、先が見たくてついつい長時間プレイしてしまいます。また日本語吹き替えの出来が非常に良く、劇中で見られるTV番組など細かい部分もよく作りこまれていて必見です。
テーマ的にホラー作品という体裁をとっていますが、実際はホラーというほど怖い場面はほとんどないのでホラーが苦手でも全然大丈夫。逆に言えば怖さが目当てでプレイすると物足りないと思われます。

私が初めてプレイしたのはXbox360版でした。steam版でも改めてプレイしてみましたが、ロード時間を短くなり、テンポも良くなりました。

良い点

ゲーム再開時に前回のあらすじが流れる これは地味に嬉しい点

連続ドラマを見ている感覚なので、間を空けてしまうと忘れがちになるということへの配慮は嬉しい

ストーリーの大筋を知るだけならイージーモードでも大丈夫な点

悪い点

実績解除目的で買うと、収集系がなかなか面倒くさい

高難易度でしか出ないアイテムもあるので周回プレイが前提となります。

ロックオンがない

「光をあてて闇を剥がす」というシステム上、片手に拳銃、もう一方にライトを持っているのですが、言うなれば、ライトが照準の代わりとなるわけです。しかし自動照準ではなく、手動照準なので無駄うちが多くありました。私が下手なだけかもしれませんが、慣れたら逃げた方がいいでしょう。

TPSの代表格 バイオハザードでも一部の隠しモードにしかなかった要素です。

総評

ストーリー重視のホラーアクションアドベンチャーは記憶に残ってるものでも多くはないのでもっと増えてほしいというのが個人的な感想です。Microsoftのゲームということで当時、Xbox360でしか出てなかったですが、隠れた名作だと思います。
#ゲーム #Xbox360 #ホラーゲーム #マイクロソフト
#RemedyEntertainment #イーフロンティア

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?