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Like GenerativeFill by Fooocus Inpaint for removal
前回に続き、ComfyUIのfooocus Inpaint拡張機能を利用して、Adobe Photoshop CC等に搭載されている「GenerativeFill」とほぼ同様の機能を持つノードの第二弾を作成しましたので、配布します。
前回版はAdd paint…即ち、画像の追加機能にフィーチャーしましたが、
今回は塗り潰し対象の消去と周囲背景との自然な再描写機能に特化した「Removal」版です。
Removalだけならば、Lama-Cleanerでもほぼ同様のことが出来ますが、奇麗には消えず、汚れた消しゴムで消したような消え方になりがちです。
しかし、このノードではFooocus Inpaint機能を利用し、Adobe GenerativeFillのように、周囲の背景に対してなるべく自然な再描写を行います。
今回も下の動画を元にノードを作成していますが、これまた自分なりの改良や変更を加えています。
オリジナル版からの変更点としては、今回もまた高速化の為にSDXL Hyperモデルを使用しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1720784173205-pJjVVLMZFP.png?width=1200)
勿論、Add paint版と同様にPCM LoRAによる高速化仕様に改造することも可能なので、試してみたい方は前回版のノードを一部コピーしてみると良いでしょう。
勿論、その場合はKSamplerの設定変更は必須です。
また、塗り潰し対象の範囲指定は、オリジナル版ではSAM Loaderを利用してプロンプトからの自動範囲指定機能を搭載していましたが、自分の環境ではそれ自体が正確に動作せず、Add paint版と同様に、手動マスキングによるものとしました。
マスキングの手間は必要ですが、その方が正確に塗りつぶしたい範囲を指定できます。マスキングの方法についてはAdd paint版を参照してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1720784455108-A771jx52kM.png?width=1200)
下図が元のイラストです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720784643357-zDUHFJc5KS.png?width=1200)
マスキングを施した後に、下図のようにプロンプトに再描写したい内容を記述します。
![](https://assets.st-note.com/img/1720784653996-M7w7RqrOyq.png?width=1200)
画像を生成すると、下図のように人物が消去され、自然に背景に溶け込んだ再描写を行います。
![](https://assets.st-note.com/img/1720784719147-p9s8LbYBjJ.png?width=1200)
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