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〜いちごは甘いのにどうして虫歯になりにくいの?〜

先日、イチゴ狩りへ行ってきた。
とても大きくて甘くて美味しいイチゴを沢山食べてきた。
そんな甘くて美味しいイチゴですが、3月から4月くらいの春後半にかけてがもっとも甘くて香りもよく、しっかりと熟した食べ頃だそう。
ビタミンCなども含まれていて、お肌にも良い。

歯科衛生士として、いちごは甘いのにどうして虫歯になりにくいの?と聞かれることがある。

虫歯になりにくい理由は2つある。
①いちごには虫歯を予防する天然の甘味料であるキシリトールが100グラムに約350mgと豊富に含まれている。
キシリトールは虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を抑えたり、唾液中のカルシウムと結合し歯からカルシウムが溶け出すのを防いでくれる。
②水分が多く食物繊維も入っていてお口の中に残りにくい。
以上のことから甘い果物の中でも虫歯になりにくい果物だと言えるので、間食にいちごはおすすめだ。

おやつや小腹が空いた時に、ついつい手を出してしまうお菓子ですが、こちらも考えながら摂取する事で虫歯予防に繋がる。そこでケーキやチョコレートなどを食べるよりは虫歯になりにくい果物を選んでみるのも良い。
甘くて歯につきやすいキャラメルやチョコレートやハイチュウなどはやはり虫歯になりやすいおやつと言える。また、酸性の高いヨーグルトドリンクやグレープフルーツも注意が必要だ。
キシリトールが多く含まれている果物はいちごの他にプラムやラズベリーなどがある。また、果物だけでなく野菜にもキシリトールは含まれる。
そして、りんご、桃、梨、ぶどう、キウイといった果物も、甘さがあるから歯に悪そうだなと思われてしまうことが多いのですが、水分がたっぷりと含まれていて食物繊維も入っているので口内に残りにくいのが大きなメリットだ。口内に残らなければ虫歯リスクは小さくなる。
果物でも少し注意しなければならないのはバナナのようなタイプであり、糖度と粘度が高いために水分たっぷりの果物よりもリスクが大きくなる。

今回はキシリトールが含まれていることとお口の中に残りにくいものの2つのポイントから虫歯になりにくいということでいちごをご紹介した。

間食の取り方で一番重要なのは虫歯の原因である糖質の量よりも糖質のとり方である。
砂糖のたくさん使われたお菓子を短時間で食べきるよりも、少量でも口の中に糖質が留まる時間が長い食べ物ほど、むし歯になるリスクは高まる。
ただし、虫歯になりにくい果物でも食べている時間が長ければやはりリスクは高まる。

よってダラダラ食べをしないこと、おやつを食べたら歯磨きをすることも忘れずに楽しく間食タイムをお過ごしください!
食べた後歯磨きをしないでいるといちごに含まれる果糖が虫歯の原因となりますので、歯磨きはしっかりしましょう。

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