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初めてのリリイベと2つのYou Know me

 気づけばあのリリイベから2ヶ月が経過しようとしている。本当はアーカイブを見終わったらすぐに書く予定だったものが、ズルズル後ろになってしまい、いつの間にか季節は年の瀬に…。

 という訳で、11月5日に行われたウマ娘CD Winning Live13&14リリイベの感想を、ナカヤマフェスタ/下地紫野さんの部分を中心に振り返ります。何故ナカヤマだけかって、自分の贔屓キャラクターであり、また全部をしっかり見る余裕がないので、とりあえず推しのパートだけは目かっぽじって見ようとしたからです。

登壇挨拶

 ステージの横から登場すると思っていたのですが、下から登場したのはサプライズでした。運よく下地さんが自分の座っていた側から出てきたので、間近に見えて眼福だった。最初は大分端の席を与えられたことを若干残念に思っていたが、結果的には良かった良かった。

 さて、下地さんは最初の登場からナカヤマのように表情を崩さず登場。この辺りは、GAZEの時から徹底されているなと改めて感じました。今回はリリイベなので、どちらかと言うと下地紫野さん本人として振る舞う場面が多かった中で、できる限りナカヤマフェスタとして振る舞おうとする姿勢が見て取れました。

GAZEの感想について

 やはり緊張したとのこと。そりゃそうだ。ナカヤマフェスタ役としての初めてのライブだった訳で、緊張しない訳がないですよね。そんな中であれだけのパフォーマンスを見せてくれたので、演者さんはやはりすごいなと思いました。
 また、下地さん曰く「新しいナカヤマフェスタに出会わせてもらった」とのこと。レコーディングとライブとでは、「ナカヤマフェスタが歌う感覚」が異なると感じたそうで、それを表した表現だったのでしょう。レコーディング時とライブ時の感覚の違いについては僕には分かりませんが、練習で歌うことと人前で歌うことの違いに近い部分なのかな?色々考えようがありそうです。

ソロ曲(You know me)について

 レコーディングの際、「音に飲まれたいと思い、部屋も暗くしてもらった」とのこと (これは本楽曲に限らず、基本的に他の楽曲でもそのようにしているそうです)。これには他の出演者さんも驚いていましたね。

 また、下地さんはクール系のキャラクターをあまりやったことがなく、どういうキャラクターであるかを考えながら歌ったとのこと(その関係か、ナカヤマとは違う感じで歌ったverもあるとか)。今季主演を務めるアニメ「SHY」の主人公も、恥ずかしがりやという設定ですからね。

 曲単体のみならず、思考錯誤の末に裏路地っぽい、モツ煮好きっぽいナカヤマフェスタが生まれたという話を聞くことができて良かったです。ちなみに、個人的には競馬場のモツ煮だと福島の鳥ぎんのモツ煮が一番美味しい。是非一度ご賞味を。

 その他のエピソードとして、収録中の服装や姿などがあまりにもナカヤマっぽかったそうで、ガチ恋した花井さんが抱き着いたらしい…。あれ、勝利できないレースからの脱出のときにクソデカクロワッサンの服をきていたような…?もちろんそのときは偶然そういう服だったのだと思いますが、直近の印象がそれだったので、ギャップがありすぎてびっくりしました。

L'arcの収録について

 上田さん曰く、「収録のときに「下地さんがこう歌っていたのでこうしてほしい」と言われた」とか。「私が悪い訳じゃない」と下地さんが反論して場内の笑いを誘っていました。

ゲームコーナー

 ここでは、クイズに答えて青・赤・白のカラーボールを集め、3色揃えるとフランスにまつわる商品が貰えるという内容のクイズゲームが行われました。

【第1問】
 エッフェル塔を答える問題。「漢字書けなくてもいい?」と言った後に「漢検2級は持ってる!」とアピールする下地さん。それなら塔は書けるはず…と思いましたが、人間なので忘れることもありますよね。
 赤色のカラーボールを獲得するために「情熱的に」答えないといけなかったのですが、最初に解答した花井さんが「タンタンタンタンタン!」と前振りを付けたので、それに追随する形に。

【第2問】
フランス国旗の色の意味を答える問題。自由・平等ともう一つは?という問題で、答えが友愛(博愛)なのですが、どこかで聞いたことがあったそうで見事正解の下地さん。ここでは白のカラーボールをゲットするために「可愛く」解答する必要があったので、子供のように「ゆうあいっ!」…これ確かに可愛かったなあ。今でも鮮烈に頭に残っています。

【第3問】
 フランスにはない法律を答える問題でした(内容は忘れました、すいません)。ここでは、最初正解の番号を書いていましたが、途中で設問の内容が混乱してしまったのか、「フランスにある法律」を当てる問題だと思い込んで解答の番号を変えてしまうミス。「カットカット!」と勘違いが分かってすぐ訂正?しにかかる一面がありました。
 ちなみに、3問目と4問目は青のカラーボールを手に入れるために「カッコよく」答える必要があったのですが、ここでビシッと番号を答える声は流石にナカヤマのようでした。

 余談ですが、進行の上田瞳さんは、同様の景品を手に入れるためにカラーボールを揃える人を予め予想するというミッションがあったのですが、彼女が記入していたのは「遠野…ではなく下地さーん!」流石ゴルシとナカヤマ、青二の後輩先輩、終始コミカルな掛け合いを見せていただきました。

You Know Meの披露

 ライブパート前に一言、「アーカイブを見直して、違う風に見てもらいたいと思った」とのことで、GAZEのときとどんな違いがあるのか、という楽しみを持ってライブパートに入りました。
 現地では「GAZEのときより動きのキレが増したかも」と思いましたが、細かい表情などは見えなかったので、以下はアーカイブで見直してからの感想です。

 見直して思ったのは、下地さんの表情が変わった気がするということです。ライブのときに比べて笑顔が増えた気がしました。それは単なる笑顔ではなくて、作中で皆が希望を見たナカヤマフェスタのような、自身に満ち溢れた笑顔でした。
 GAZEのときと比較して全体的に表情がすごく快活で、それにつられて振り付けもエネルギッシュに見えた部分もあるかもしれません。そういう意味では、あの日から進化したフェスタが見えたような気がしました。(伝われ)
 落ちサビの「言葉では伝えきれないことも足跡で魅せる」の部分が印象的で、GAZEでは瞳を顰めて、どこか鬼気迫る表情で歌っていたように見えましたが、あまりにも活気漲る表情で高らかに歌い上げていて、ちょっと感動しました。

 思えば、作中のナカヤマは自らの走りで、恩師である先生や世界を諦めた人々の希望になろうとしていました。しかし、自らがクラシック路線で成績を残しても弱っていく先生の姿に、焦りと憔悴を感じていた時期がありました。「自分のしたことに意味はあったのか」と。
 しかし、後にジョーダンや先生,トレーナーなど、周囲の人々とのやり取りの中で、自分の賭けが希望たりえていたことを知り、再び世界へ向かってケンカを売りに行きました。

 「足跡で魅せる」と行っても、その表情が強張っていれば、その裏にネガティブな思いを抱いてしまいます。しかし、その表情が明るければ、「何か見たことがない景色を見せてくれるのでは」という、文字通りの希望を見ることもできるでしょう。そういった意味では、GAZEのときに下地さんが言った「ナカヤマフェスタの生き様を見せたい」という思いを、このリリイベのYou know meとセットで、まさに見ることができた気がします。

最後の挨拶

 下地さん、実はGAZE前にナカヤマフェスタ号に会いに行っていたそうで、「このリリイベまでは、ハートの中にナカヤマフェスタがいた」と仰っていました。その上で、「少しでもナカヤマフェスタのことを知ってほしい」ということで、今はAERUで繋養されていることなどを話し、ぜひ会いに行ってほしいと。

 実は、私自身運よく都合が合い、ナカヤマフェスタ号に会いに行けることになりました。しかし厳冬期であるため、とにかく飛行機など公共交通機関が無事に動いてくれることを願うばかりです(ある意味これも賭け…)。

終演挨拶+α

 最後の挨拶の部分で、カメラが向くと人差し指をこっちに向けていた下地さん。駄目だよそういうの。GAZEの時も何回かやっていたけど、目が死ぬからそれ、実際アーカイブで見ていて目が死んだ。しかしGAZEのときも思いましたが、ナカヤマフェスタも実際ウイニングライブだと、さりげなくこういうことをやりそうな気がしますよね。

 この後、アーカイブには収録されていない部分でプレゼントの抽選会がありました。席番で当選者を選ぶ形だったのですが、なんと下地さん、ただ一人空席を引いてしまう奇跡。ハートの中のナカヤマフェスタが燃えすぎたね…。

感想まとめ

 リリイベを通して感じたのは、月並みな表現ではありますが、ナカヤマフェスタ役を演じるに辺り、下地さんが試行錯誤を重ねていたということです。経験の少ないクール系のキャラクターを演じるに辺り、「どういうキャラクターか」というのをよく考えてライブに臨んでいたと思いました。
 ライブパート(全員曲)中は極力表情を崩さないであったり、振り付けがやや控えめであったり(これは自分が見た印象ですが)、ナカヤマフェスタをよく噛み砕いて表現しようとしているなと感じました。

 また、You know meのパフォーマンスを見ると、実際に1度ライブを経験したことで、ナカヤマフェスタとの向き合い方も変わったのかもしれません。大勢の観客の前で歌唱するときに、ナカヤマフェスタはどんな顔をしているか。それを考えた結果が、今回のリリイベでのパフォーマンスとして現れたのかもしれません。(いずれGAZEはBDが出ると思いますが、You know meの下地さんが笑顔で歌唱していたら全て自分の記憶違いになるので、本当に申し訳ありません)。

 いずれにせよ、ナカヤマフェスタ下地紫野さんを現地で見る機会(特にソロ曲)についてはしばらくお預けでしょうから、今回運よく現地で見ることができて良かった。たった一ヶ月半で結構変わったように見えるナカヤマフェスタとしてのパフォーマンス、さて次回見るときはどれくらい変わっているか、今から楽しみです。

その他

 ここからは蛇足かもしれませんが、それ以外の演者さんのやり取りで面白かった部分について簡単に。

・上田瞳さん
 …最初に誰から楽曲の話をするかという場面で発せられた「…じゃ田澤」の一声がたまらなく好き。何回でも脳内再生できる。なお、その後では「茉純に聞きたいと思います~」という場面も。名前呼びもするんか。
 …東京メガイルミコラボの告知のとき、「今年もコラボします」と発表されたときに、間髪入れず「ありがてぇ~」と感想を入れる上田さんにめちゃくちゃゴールドシップを感じた。

・花井美春さん
 …「いつまで擦るんだよ~」がとても面白かった。これはおそらくGAZE・Day1の「あの事件」のことか。

・カノープスの内紛
 …クイズコーナーの3問目
  遠野「選ぶボール間違えたかもしれないよ
  田澤「ボールの数見ました?」
  カラーボールが1個しかない田澤さん/花井さんをおちょくる遠野さん。ほのぼのとしたカノープス間の掛け合いの一幕でした。

・「徹底自己管理」
 …イクノディクタスソロ「Excellent Condition」にある「徹底自己管理」という部分がクセになったのは、どうやら僕たちだけではなかったらしく…
 …田澤さんの耳元で「徹底自己管理」と呟きながらすれちがったりする場面があったとか(誰だったかな…)。
 …配信終了後のオマケコーナーでは、演者全員で「徹底自己管理」大会が行われる場面も。これがアーカイブに残っていないのは本当に惜しかった。

 

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