写真の師匠から学んだこと。あれから18年。

その昔。わたしは写真家 舞山秀一氏の弟子となり、師匠から様々なことを学ばせてもらった。けれども「言葉」で教えてもらったことはほんとんどなく、だからこそずっと覚えていることがあって、当時 舞山氏は概ね以下のようなことをおっしゃった。

「上手く撮ろうとするな!誰かの真似をしようとするな!『いま』のお前にしか撮れない写真を撮れ!!」

いや、けど、上手に撮れるようになりたいんすけど、と狼狽える私に舞山氏は重ねて言った。

「お前の写真はヘタクソだ!!だからどうした!?撮って撮って撮りまくれ!!俺の言ってることがわかる日は必ずくる!!」

と。上記は一語一句そのまま正確な発言ではなく私の要約であることをお断りさせていただくとして、とにかく舞山氏はそのようなことをおっしゃった。

あれから18年。めちゃめちゃ時間はかかったがようやくその意味がわかってきたような気がする。写真は自宅の近所の公園で撮った一枚。妻とふたりの息子だ。


2023年2月25日(土)

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