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ミスチルの名曲たち この曲たちから聴けば間違いない「GIFT」

「何かのきっかけでミスチルを聴き始めてみたい思っていたり、改めてミスチルの名曲を振り返りたい方々へ」

ミスチル歴25年の私が「この名曲たちから聴けば間違いない」厳選曲をチョイス。

「ミスチルをおもわず好きになり、唯一無二のあなたの人生が、今にもまして輝くことを願う」ブログ

「GIFT」 32thシングル 2008年7月30日発売


引用:公式チャンネルより
歌詞全文みたい方はこちら(Uta-Netさんをご紹介させていただいております。)

ミスチルとは幅広い年代に支持され、デビューから30年近くが経とうとしている4人組のモンスターバンド。Mr.childrenこと通称「ミスチル」である。

僕はミスチル歴25年のいちファンにすぎない。{名著「Mr.Children 道標の歌」小貫信明}を大いに参考にしている。誠に勝手ながら、小貫氏を心の師とあおいでいるのだ。

目次 [hide]

1 曲のイメージ
2 エピソード
3 聴きどころ
4 想い出


曲のイメージ
太陽の光が差し込む。その何とも言えない、優しい光は「僕」と「君」へお互いが贈りあう「GIFT」。ある人は「高み」を目指す。ある人は本当の「らしさ」を求める。誰にっても、その過程は価値のある輝き。ほら、光っている。いつまでも

エピソード
この曲は作詞作曲を手掛ける桜井が、歌詞から制作した珍しいパターンの曲。多くの曲はメロディーから作られている。その分、いつも以上に、言葉のリズムを刻む韻が意図的に組み込まれていると思う。絶妙である。

さらに、新たな「終わりなき旅」を目指そうとメンバー間で話し合ったという。「終わりなき旅」には<<高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな>>とある。今回は<<ぶち当たった壁の前で 僕らはまだ迷っている 迷っているけど>>とある。この違いは興味深い。それぞれの聴き手が感ずることが正解だ。

私なりに解釈すれば、「終わりなき旅」の頃は、「壁」は超えるものだった。しかし、「GIFT」では壁の前で迷っている。どうするのか。選択肢は「超える」以外でもありうる。この「壁」の捉え方が最大の変化である。

この変化は、「終わりなき旅」より10年が経過した、桜井のモノの見方の幅の拡がりだろう。人の世の見え方が変わってくることは、誰の人生に置いても起こりうる。その変化のスピードは人それぞれである。

その視野の拡がりは桜井自身の人としての拡張である。三たび肱を折って良医と成るのである。

聴きどころ
<<長い間/一番きれいな色 今 君に贈るよ>>のサビ前からサビへの流れるような、メロディーと歌詞のいい廻しが心地よくもあり、ドキドキもするし、<<君に似合う色探して>>のフレーズの、母音で伸ばす、シャウト気味の桜井の声と表現はたまらない。

想い出
2008年北京オリンピックNHKのテーマソングであった記憶が印象深い。「金メダル」を目指すことがオリンピックの、一つの大きな意義だと思う。そこに「白黒つける」ことが全てではない。無限の色があるというメッセージには心打たれた。しかし、正々堂々と世界の頂を目指す野心も素晴らしい。そうでなくてもいい。ただ、安易に逃げてはダメだ。逃げ続けていれば、一番きれいな色のメダルは手に入れられない。今はそんな解釈がしっくりくる。


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