見出し画像

ミスチルの名曲たち 「Starting Over」

「なにかのけっかけでミスチルを聴き始めてみたい思っていたり、改めてミスチルの名曲を振り返りたい方々」

にミスチル歴25年の私が選曲した、「この名曲たちから聴けば間違いない」、厳選曲を紹介しよう

「ミスチルをおもわず好きになり、唯一無二のあなたの人生に、今にもまして光が射すことを願う」ブログ

「Starting Over」 2015年6月4日発売の18thオリジナルアルバム「REFLECTION」収録曲

歌詞全文みたい方はこちら(Uta-Netさんをご紹介させていただいております。)

ミスチルとは幅広い年代に支持され、デビューから30年近くが経とうとしている4人組のモンスターバンド。Mr.childrenこと通称「ミスチル」である。

私はミスチル歴25年のいちファンにすぎない。{名著「Mr.Children 道標の歌」小貫信明}を大いに参考にしている。誠に勝手ながら、小貫氏を心の師とあおいでいる。

まさにベストパフォーマンス↓↓↓

引用:公式チャンネルより


目次 

1 曲のイメージ
2 エピソード
3 曲の聴きどころ
4 想い出


曲のイメージ

内なるモンスターと葛藤する、闘いの歌。しかし、そのメッセージ性が強いにも関わらず、重た過ぎない曲。この曲の端々から、閃光が輝いているからだろうか。ちょうど、上記映像のスポットライトのように。内なる戦いに希望を見出す、まさにテンションの上がる曲。


エピソード


この曲には対になる「足音~Be Strong」という曲が存在する。紆余曲折を経てできた曲。初のセルフプロデュースアルバムの核となる曲。(デビューから、小林武史という名プロデューサーと共に歩んできた)。全曲の作詞作曲を手掛ける桜井は、セルフプロデュースとなるにあたり、色々と試したいことが多かったという。

この曲も特にそうなのだが、アルバム全体を通して、ストレートなバンドサウンドが目立つ。綺麗に加工され過ぎていないサウンド。お酒に例えるなら、純米吟醸ではなく、荒削りの純米酒。純米吟醸にはない、米の特徴がより活かされた味になる。純米吟醸をある程度飲みなれてくると、この荒削りの純米酒が愛おしくなる。

一旦お蔵入りしていたこの曲は、苦労して出来上がった「足音~Be Strong」の完成により、日の目をみることになった。桜井は、この曲の冒頭部分のメロディーが引っかかっていた。

このメロディーにトゲのある言葉がのっかれば面白いものになるという直感があった。そこで<<肥大したモンスターの頭を>>と突如、モンスターというワードが出てきたと言うから、なんとも。天性の才としか言いようがないだろう。

曲の聴きどころ


ミスチルといえば、2番のサビを終えた後の、大サビに数々の聴きどころを生み出してきた。例えば、「終わりなき旅」の<<誰の真似もすんな/生きるためのレシピなんてない>>や、「HERO」の<<ただこうして繰り返されてきたことが/嬉しい 愛しい>>など、頭の中で曲が鳴るだけでもぞわぞわする。

そして、この曲もしかりである。<<穏やか過ぎる夕暮れ/この静かな殺気を感ずかれちまわぬように>>の桜井のシャウトに度肝を抜かれる。

想い出


この曲は「バケモノの子」という映画の主題歌にもなっている。その当時聴いた印象では、正直、非常に重たい曲だなと感じていた。しかし、時を経て、今になって聞いてみると、ものすごい曲だと自分の中での覚醒があった。アルバム「REFLECTION」の中でも1,2を争う好き具合になっている。

歌とは非常に面白いもので、その時に聴いた、自分のコンディションによってかなりの影響を受けることを改めて感じる。発売当初のタイミングでは、自分はこの曲の凄味を受け止められなかった。ある意味、弱っていた時期だと思う。

しかし、それなりに自分の成長を実感している今は、この曲の凄味を真正面から受け止めることの心地よさに酔いしれる。その当時は、いまいちピンとこなかった曲を、改めて聴きなおすことは面白い。皆さんも、自分のどっかに引っかかっている曲が、浮かび上がってくる喜びを感じられるかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?