中国に負けるだろうね

既に負けているのかもしれない。

中国在住の友人と電話で話をした。内容は生活についてだが、友人の小学校3年生になる子供が夜10時半まで勉強をして宿題を終わらせている。そして、朝も早くて大変だよと言っていた。

子供は泣きながら勉強をしているようだ。声が聞こえた。

友人は大学院を出ているが、特別な人ではない。普通の人の子供でさえ10時半まで勉強をしている。どこまで持つかなと言っていた。

日本も格差があるのだろうけれど、勉強時間が少ないと話題になる。ただ、難易度の高い学校の学生は電車の中でも勉強をしており習慣が身についている。それ以下の学校になると悲惨な状況だ。自学自習が出来ないのだろう。

そんな人たちが、10時半まで勉強をし宿題以外に英語の勉強をしている競争相手に勝てるのだろうか?中国には、努力をしている子供たちが大勢いる。人口が多ければ、物が売れるので市場としても大きい。日本は先細っていく上に、言語が日本国内でしか使い物にならない。母国語以外に英語を話せれば縮みゆく国で生き残れるかもしれないが、生活も縮んでゆくのだろう。

20年後には逆転できないほどに負けているだろう。今でさえ負けているのだから。逆転できないと悟ったとき、どのように精神を保つのだろうか?

10年20年前に中国の方が日本に来て、馬鹿にされながらも努力を続けた。そのような精神がなければ逆転はできないが、社会の風潮を見ているとそのような気概は無いだろう。



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