カブトムシ飼育における菌糸とマット

カブトムシの飼育は通常マットと呼ばれる腐葉土で行われるが、オオクワガタを飼育している方の中には菌糸を使う場合もある。

オオクワガタを大きく育てるためには幼虫段階で菌糸と呼ばれるおがくずにキノコの菌を混ぜた中に投入して育てる。そうすると幼虫がマット飼育より多く育ち大きなオオクワガタが羽化する。そのような飼育方法が確立されており、その中で余った菌糸カスをカブトムシの幼虫に与えることがある。

カブトムシの幼虫のマットの消費量は半端ないのでオオクワガタの幼虫の菌糸カスを与えることでリサイクルとなりオオクワガタの愛好家では飼育方法の選択肢となっている。

しかし、マット飼育より菌糸で蛹の段階を育てるとオオクワガタもカブトムシも羽化不全を起こしやすいと言われている。羽化不全とは羽の形が変形して綺麗な状態ではなくなることです。

それがどうして起こるのかと言えばマットより菌糸の水分の給水量と乾燥が悪いので菌糸の中がビショビショになってしまうからです。その問題は蛹の時だけでなく、春先に冬を越した菌糸カスを替えると悪臭を放つケースがあります。水分が多すぎて菌糸カスが腐ってしまった場合です。

対象方として既にある手法ですがマットと菌糸カスを混ぜて飼育するのが幼虫の成長と地中の水分環境を管理するのに楽な方法です。菌糸カスだけですと水分を把握するのが難しいのでマットを使うとよいでしょう。想像以上に菌糸カスの水分管理は難しいです。一見乾いているようでも底は水たまりになっていました。

なぜこのようなことを書いたのか?

今日、カブトムシの幼虫のマット換えをしたときに匂いがきつかったからです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?