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北斗七星

シチリア島から帰ってきてもしばらく奇跡が続く。クレマカタラーナの美味しい行きつけのイタリアン料理店イルデスティーノ(運命)では、いつも流れてる音楽に混じってさりげなくニュー・シネマ・パラダイスの主題歌が流れる。

先日夏休みで泊まりに来てくれた甥が作ってくれた小物入れには電車の北斗星のイラストの中の北斗七星が煌めく。いつもは帰りたくない、と言う甥の素直な理解、そして成長を垣間見る。
 見たいと言った電車を見に行った際には義理の母の旧姓と同じ名字の名札の駅員が優しく甥に声をかけてくれる。泊まりに来ている間は台風が逸れ、予報が外れ晴れる。出かける前に一時的に通り雨は降るが出発する時間になると止む。予約した店は予想外に空いていてスムーズに店員さんが対応してくれる。

 仕事では義理の母と縁のある人の名字と同じお客様を接客し、私と誕生日が1日違いのお客様が2件立て続けに現れる。滅多にないメールの返信でご予約が入る。確認のお電話がつながる。スムーズなローン審査承認、ご意向の取得。郵送がスムーズに届く。

 朝、駅のホームで白い鳥の羽がひらひらと目の前に落ちる。Apple Watchの数字はゾロ目が頻発する。   

 夜、空を見上げると星が煌めき話しかけてくれているように見守ってくれている。きっと屋内でテレビやスマホに気を取られ、夜空を見なくなった現代人と比べ、昔の人々は星を見る機会が多かったに違いない。そこで何を思い、何を読み取ったのだろう。

久しぶりにシチリアのお土産を渡しに親のいる千葉県へ出かけた。雨の予報だったが妙見本宮のある千葉神社へお参りへ行った際はまたしてもかんかん照りの晴れで風が吹き太鼓が鳴る。

千葉神社
千葉神社の樹
妙見本宮

 ここに来て今、宇宙と距離が近づいていると言われている。だからというわけではないが、近所の’妙見様’に感謝の気持ちを伝え続けている。妙見菩薩と言えば千葉神社。同じ名字の方がシチリア島から帰って来て早速お会いでき話をした。同じ誕生月で同じ年齢の海外旅行が好きだった方。

 あの北斗七星が現れたシチリア島のタオルミーナからどうも色々な事象、人々、に守られている気がしてならない。

 感謝を伝え、健康を願い、お参りを終えた。

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