踊り場突破の考察
こんにちは。ホワイトボックス(株)コンサルティング部の阿部です。
踊り場とは、文字通りでいえば階段の途中にあるフラットなスペースのことを言いますが、ここでは経済的にみて、売上などの上昇基調が一服してしまう、停滞してしまうことを言っています。
以前、私が編集を担当しているメルマガで、とある訪問看護ステーションの例を引き合いに、「踊り場突破の考察」をテーマに取り上げたことがありました。
今回はこのときのテーマをもう一度振り返ってみたいと思いnoteを書いてみました。
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▽踊り場突破の考察
それまで順調に来ていたのに、ある時から停滞してしまうことがある・・・。こうしたことは、どのようなシーンにもあると思います。仕事、スポーツ、勉強、あるいは恋愛にだって、こうした停滞期が起こりえます。
こんなとき、皆さんはどのように考えますか?
恋愛というシーンならば、時が解決してくれると腹をくくっていつもどおり振る舞うというのも良いかもしれません。
スポーツや勉強というシーンであれば、大丈夫。こうした伸び悩む時は必ずやってくるものですが、人間は右肩上がりに一直線に成長しないことをまず認識して、「人間は非連続的に成長するものだ」と開き直ったうえで、積み重ねてきた歩みを止めずに前進していきましょう。
仕事はどうでしょう。いち社員が成長段階で悩んでいるということであれば、先にあげたスポーツや勉強と同じ考えでも良いかもしれませんが、経営する側となるとそうもいきません。
職員への給与の支払いをはじめ、数々の支払いを実行しなければならないので、ここは積極的な動きをとっていきたいところです。
▽課題究明のステップ
では、停滞の要因をどのように考え、解決の糸口を探していけば良いでしょうか。
業界によって多少の違いはあるかもしれませんが、本質は変わらないと認識しています。
まず第一は「何が要因になっているか?」を徹底的に調べることが重要です。
サービスや製品といった内部要因にあるのか、
近くに競合ができたことや、あるいはサービス・製品そのものがプロダクトサイクルからみて衰退期に入ったのかといった外部要因を調べることが、課題解決への第一歩になります。
次に取るべき行動は、「周りはなにをしているのか?」を盗むことではないでしょうか。
まったくの模倣では、コンプライアンスからみても感心できませんが、繁盛している競合はなにをしているのか。そして、自分たちにもできることはないか、を模索していくことが次に繋がるヒントを与えてくれるはずです。
「自分たちにできること」を整理することも重要です。自分たちにできることを認識したうえで、社会のニーズに合わせていく。事業成功の一番の鍵はタイミングとも言われます。いくら優れたサービスや製品でも、時代が必要としていなければ社会は受け入れてくれません。
あらゆる角度から現状を確認・分析して、自らの一手を模索していくことが有効です。
▽以下、蛇足ながら
私は本文中にも書いた「人間は非連続的に成長する」という言葉をとても気に入っています。この言葉に触れたのは、3-4年くらい前のことだったと思いますが、もっと若い時にこの言葉と出会っていれば、諦めずに続けてこれたことも多いかもしれないなぁ、などと過去に思いを馳せることもしばしばです。
コロナ禍で思うように活動できない日々が続きますが、自分を諦めることなく、例え牛歩であったとしてもその一歩を進めていきましょう。
2021.09.03 帰宅途中の車内にて 阿部 勇司
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