課長への手紙 #2

前略

長い夏が終わり、いよいよ(急に!)肌寒くなってまいりました。寒さの苦手な課長にとっては、やや気の重い季節の到来でしょうか。

寒さが苦手などと勝手に言いはしましたけれど、そんな思い込みにも、やはりそれなりに理由と言いますか、大切な思い出としっかりリンクしている部分が、実はあるにはあるのです。

去年の秋冬は朝の出社時に課長と鉢合わせする機会が多く、ぐるぐる巻きのマフラーに埋まった課長のお姿をよく拝見しました。私は、寒そうだなあ(暖かそうだなあ)、寒がりなのかな?などと思いながら密かに目で追っていたのでした。

寒い日には、そんな情景を、これからも何度となく思い出すのでしょう。

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