コロナ治療薬ラゲブリオ 今は飲んでも高いだけでそこまで効かない ワクチン含めてそうやって変化する

市川さんの記事。Yahooでバズったようです。



>要はこの薬を使っても、「新型コロナによる入院や死亡のリスクは一般的な治療と変わらず、余分なお金だけがかかる」ということ

デルタまではしっかり重症化予防効果が証明されていた薬です。ただ正直今は出すだけお金をドブに捨てるだけの薬と評価されたことになります。

>1回の治療の薬価(薬の値段)が合計でおよそ9万4千円という高価な薬剤ですが、新型コロナが5類に移行するまでは自己負担ゼロ、5類に移行した現在でもおよそ1割(9000円)の自己負担で入手することができます

5類前は無料。この無料ということに医療者、患者は効果あるのなら使って欲しいという要求が抑えられませんでした。実際今でも高齢者には出されている機会はあると思います。(別の内服薬パキロビット、ゾコーバは症例を選択してまだ出されています。)

まあウイルス株、ワクチン接種などさまざま変化していきましたからね。変異によって効果無くなった抗体薬なんて保険収載はそのままでも今はほぼ使われていません。そのように時間での変化を把握し、治療等への対応を変化させることが臨床医学において必要なんですよね。

>そしてもう一点。EUの場合、規制当局がラゲブリオに対し「治療現場での有用性が証明されていない」と販売承認の差し止めを勧告したことは注目すべきことだと感じます。


>背景には、規制当局が、国民の健康そして財産を守る立場だということを意識し、責任感とスピード感を持って決断をしていこうとする意識が感じられます。

>コロナ治療薬における「特例承認」や「緊急承認」制度の在り方、そして今後の運営について議論していかなければならないと感じます。

昨日のAbemaプライムで市川さんと堀さんが出演してさらにわかりやすく解説されていました。途中淳さんとパックンの感染対策いるいらない派のやりとりはとても面白かったですが、一番大切なのはやはり今回の対策が良かったのかどうかしっかり評価し、政府、メディアが正しく広報することかなと思います。

そうすれば今のワクチン問題もしっかり解決するでしょう。時間によって変化しましたが全てが無駄では絶対無かったのですから。

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