「ゴジラ-1.0/C」（2023）

配信に来てたのでモノクロ版を。
「浜辺美波は小津映画の女優さんを思わせる」って友人に話して笑われましたが、こないだ佐野史郎が同じことを言ってててちょっと嬉しかった。この映画のモノクロの浜辺美波は現代的な顔立ちなのに不思議に昭和の風情があります。サザエさんヘアーもよく似合う。

「シン・ゴジラ」が「組織vsゴジラの物語」ならこの映画は「個人vsゴジラの物語」と見立てられる気がします。神木隆之介演じる臆病な特攻隊員がゴジラと向き合うことで、自分の「戦争」を終わらせるお話。
「生き残って申し訳ない」は親父にもあった、あの時代を生きた人に共通する強い想いだとおもいます。

主人公が特攻隊員なので、もしやありがちな結末かと心配したのですが、ちゃんと生きて帰って来るエンディングはよかった。
浜辺美波の首の傷、映画館では気が付かなかった。