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初夏の訪れを感じる、谷中の「HAGISO」の近くで咲く「山法師」の美しさ

「毎年この場所にあの花が咲く」というのがわかることがあります。「山法師(ヤマボウシ)」もその一つです。谷中の「HAGISO」(築68年の木造アパートを改修した最小文化複合施設)の近くで咲いていました。

マンションの入口の植栽ですが、これを選んだ人の感覚はお見事。よく似たハナミズキと比べると華やかさでは負けますが、楚々とした魅力があります。一斉に咲き始めると、蝶の群が舞っているようにも見えますね。

木の高さは4mほど、葉の緑とのコントラストが良いですね
真ん中は確かに坊主頭に見えるね、白い4枚は実は花を保護するために特殊化した葉です

名前の由来は、中央の丸い花穂を坊主頭に、白い4枚を白い頭巾に見立て、比叡山延暦寺の山法師(僧徒でありながら、僧兵として武力を誇ったようです)になぞらえています。

誰かが言い出したんだろうと思うけど、このネーミングの発想力がすごいね。今日の最高気温は27度、山法師が咲き始めると初夏の雰囲気が漂ってきます。夕暮れになってビールが飲みたくなりました。

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