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この言葉を思い出して、少しだけ心が軽くなりました

年明けの能登半島地震や羽田の航空機事故などで、心が穏やかではない日が続いています。そんなときにふと思い出したのは、薬師寺の管主だった高田好胤さんが言っていた「空の心の本質」です。

かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心、
ひろく ひろく もっとひろく これが般若心経 空の心なり

とても重要なことだとは思うのですが、この考えは奥深くて簡単には理解できません。頭ではわかっても、身体でわかっているかと言われると・・・?。

これは僕たちの仕事のブランディングにも共通することです。ブランディングとは「こだわること」と思っている人が多いのです。しかし、こだわり過ぎると自分のやっていることが特別だと勘違いし始めます。

それが行き過ぎると特別が「特殊」になってしまいます。そうなってしまうと後々大変です。どうなるかというと、自分だけが正しいと思い込み始めます。ブランドとして認めるのは発信側ではなく、受信側です。

特別な業界だから、特別な仕事だから・・・はっきり言ってどこがと思ってしまいます。結局、人がすることに特別なものはありません。自分たちだけの特権意識を満たしたいだけで言っているようにも感じます。

高田好胤さんの言う「空の本質」はまだまだ理解できないのですが、久しぶりに思い出して少し心が軽くなりました。まだまだ勉強です。地震で被災した方々に一刻も早くいつも通りの日常が戻ることを心から願います。


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