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人生最後のバイク・・・嘘ぴょん!

こんにちは、アクセスバスターです。70歳になって、エッセーを書く事にした。老後、趣味を持つか持たないかで、随分と残りの人生の充実感が変わってくると思った。今回は、人生最後に乗るいわゆる「あがりのバイク」について書く。

16歳で原付免許を取得して、最初のバイクはSuzukiのAC50と言うスクランブラーを買ってもらった。その後、小金井試験場で、昔のそれから、CB72、DT1、CB750、Mach III、XL250に乗り、最後のXL250とゴリラ50は、移住先(香港1979年)に持って来て、香港で乗り回していた。一旦、バイクは降りてしまった。香港で仕事を引退後、フィリピン(セブ島2011年)に移住。温暖な気候はライディングするのに最適なのだ。

2014年4月1日にフィリピンのバイクライセンスも取得した。

ホンダのバイクショップに行き、いろいろと見て回った。やっぱりオフロードバイクが欲しかったので、XL250のようなバイクを探した。ところが、近頃のバイクはシートハイトが高く、僕の足は短くて、バイクに跨れないと言う事実に愕然とする。かなり落ち込んだ。それなら、W650とかはどうかと思ったら既に、製造が中止されていた。自分が乗れるちょうど良いバイクが見当たらないのだ。その頃、嫁さんの友人の旦那さんがドカティ走行中に事故を起こしてしまった。帰らぬ人になってしまった。この時から、嫁さんの態度が急変して、「バイクには乗るな!」となった。

2018年の夏、五男、が通う学校を二人とも退学して、新たな学校を探す事になった。コルドバ地区にある学校に通う事になった。問題は、渋滞の中、朝往復二時間午後往復二時間車と毎日4時間車を運転することである。これは精神的によろしくない。と言う事で嫁さんに再度交渉。ライセンス取得してから既に3年が過ぎていた。バイクで渋滞をすり抜けて時間を節約したいと言う説得に嫁さんが折れた。嫁さんは、125ccのバイクを想像していた様である。実際に購入したのは、Triumph Street Scramblerと言う900ccのバイクである。(2019年に購入)

その時点では、これのバイクが俺の人生最後の「バイク」であると思っていた。この美しいトライアンフで走ると街の景色が全く違うのだ。

人生で、最後の上がりバイクというのは、実は、次に乗る「バイク」の事だったのだ。

現在の愛車 Triumph Scrambler 1200XE 
DGR Cebu 2024

実はこのバイクが僕の人生を大きく変えるきっかけになったのだが、この時点では全く気が付いていなかった。