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価値を具現化する取り組みとは

価値開発をするための具体的な取り組み

「問題解決」としてのデザイナーの姿勢は、モノづくりを通して常に問題に対して『依頼者」と一緒に取り組み、考えてゆくというもので、 問題点を抽出することからデザインの作業が始まります。

 ここでは「何が問題なのか」と同時に、「誰のための問題なのか」という点に注目をします。
 
企業の理念、企業環境、経営資源そして問題の所存など「企業の枠」を踏まえて開発の目標を明らかにして 「視点の設定」 を行ないます。

 目標を明確にすることで、「何を開発するか」 の意志を一つに統合することができます。

問題の視点を明確にすることで、わかりやすい説得力のある商品を効率的に生むことができます。 

そして、 従来と異なる視点からの発想は、独創的であり、矛盾や無駄のない素直なコンセプトの商品を導くことができます。

https://www.design-produce-osaka.jp/article.php?story=20120820175943201


安定した質の高い商品開発力を持つことは、企業としてこの上ない実力となり、資産となります。

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しかしその商品発力にとって自社の持つ生産力~設備が無言の制約を与えていることは、一般には認識の薄い所であります。

生産設備にそぐわない企画は商品として成立しません。

また生産設備に合わせるために初期の発想が持できないものも現われてきます。 そしてその生産力が 「自社の枠」というものを限定することになります

 この 「自社の枠」を乗り越えるための問題解決として、技術融合による商品開発があげられます。

しかし、これは、発想を実現するための情報を他の分野から集めコーディネートするというものです。

 情報や技術を新たに結合させることで新しい価値を生み、 新しい形態や機能を実現させるための方法でもあります。


新しい発想は、しばしば新しい素材や技術を作って商品化され、新しい概念の商品や説得力のあるものになります。

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この様にして創造するための情報・技術と、実現するための情報技術を自由にやり取り出来る体制を作り上げることで、商品開発力に拡がりが生まれてきます。 

そして初めて将来に対する構想が現実的な意味で可能になります。

 双方でこのようなプロセスを繰り返すことにより、 次第に企業の理念が明確になり、商品の操作法、色、サインなどの諸ルール、ロゴマークや形状におけるポリシーなどに対する意味づけと、総合的な標準化への意識が高まってきます

この様にして販売、広告、パッケージにおいても標準化を進めると、統一した企業イメージが形成され、一般にも認知されるようになり商品開発を通して企業理念を形成し、企業文化をより高次なものへと導きます。

https://www.design-produce-osaka.jp/index.php?topic=aquatech

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