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神奈川の高校野球の勢力図 パート2 神奈川の王座に最も近い四天王たち 慶応義塾高校編

東海道線って走行距離、長すぎない?

お疲れ様です。ざるそばです。
この神奈川4強を紹介するシリーズも今回で最後です。最後に登場するのは この学校です!!

"エンジョイベースボールをモットーに!
変わってゆく激戦区で台頭する慶応義塾"

・慶応義塾高校

1948年創立の男子校である慶応義塾高校。 元々野球部がある前身の学校は東京にありましたが、1948年に日吉に立てられました。
学力は神奈川屈指で最難関クラスのレベルにあります。また大学のレベルも全国の私大で1、2を争います。
主に塾高卒業者のほとんどはそのまま慶応義塾大学に進みます。OBは沢山いますが、近年だと今秋ドラフトで指名された柳町、津留崎、植田。六大学にて現在活躍する正木、下山、森田、木澤、瀬戸西、綿引などなどですね。プロには白村、矢崎等が居ます。
チームのスローガンはエンジョイベースボールで、「練習は辛くて厳しいけど苦しい顔をしてやる必要は無い。冗談をいったりボールが身体に当たってもゲラゲラ笑っていいから楽しくやろう!」という意味が込められています。また上下関係があまりなく何でも言い合えるのも魅力の1つです。
1950、1960年代はそれなりの強さを持ち、甲子園へ出場していましたが、その後低迷。
2003年から野球推薦を取り入れ、2005春、2008春夏 2009春に甲子園出場し2005春、2008夏に8強へ進出。2008年の神宮大会では優勝を果たします。当時は東海大相模、桐光学園、横浜、桐蔭学園らと渡り合える実力を有していましたが、その後の2010年前半は低迷。県8強の壁をなかなか越えられませんでした。
しかし後半から徐々に勝ち始めて、「横浜高校」「桐光学園」「東海大相模」とそれ以外の学校の差が開く中、上記以外の高校には負けにくい&上記の学校に勝つ学校に復活しています。
2016年は下級生の森田、正木、綿引、矢澤、下山らを中心に木澤、瀬戸西、大串などを擁して夏県準優勝。翌秋に優勝。その後関東8強進出。昨年はエース生井と渡部に捕手の善波、打線は宮尾、下山を主力として春夏連続で甲子園に出場し夏は初戦突破。
監督は1991~2015までは上田監督、15年の秋からは森林監督となっています。

森林貴彦監督
慶応義塾高校→慶応義塾大学
2015秋から慶応義塾高校野球部の監督に就任。
慶応義塾幼稚舎の教論も務め、児童たちには"モリバ"と呼ばれ親しまれています。

・近年の神奈川県大会成績(2015~)

2015春 8強
2015夏 8強
2015秋 2回戦
2016春 4強
2016夏 準優勝
2016秋 優勝 (関東8強)
2017春 8強
2017夏 8強
2017秋 準優勝 (関東4強)
2018春 8強
2018夏 優勝
2018秋 4強
2019春 3回戦
2019夏 4回戦
2019秋 16強

他の4強に比べるとやや見劣りする成績となっておりますが、負けた相手に4強が多い(とくに桐光学園)ので致し方ないところがあると思います。
ただ4強以外の高校にはあまり負けていませんので4強の地位は揺るぎないと思います。よく準々決勝で桐光学園と当たってるイメージがありますね。
慶応義塾高校は4強の中では比較的代によってある程度戦力が変わる印象で、近年強かったのは16~18年の代だと感じています。
六大学でベストナイン入りした正木、森田らが3年生だった17年の代が個人的に総合力が高かった印象ですね。
今年はあまり実績を残せませんでした。
しかし今秋に関しては4回戦で桐光学園に僅差で敗れていますが、他の4強とそこまで差がある印象はなかったですね。春にどれほど強くなってくるのか楽しみですね。

・近年の全国大会の成績(2015~)

3戦 1勝2敗
2018春1回戦 3ー4彦根東
2018夏1回戦 3×ー2中越
2018夏2回戦 6ー12高知商

昨年に春夏連続で甲子園出場していますが、神奈川県勢で春夏甲子園連続出場は2010年の東海大相模以来8年振りですね。
春の選抜初戦は生井君が本調子ではなかったのもありますが打線は彦根東の増井君に3点に抑えられ、終盤に逆転のホームランを浴びて惜敗と不本意な結果に終わりました。
春県大会も準々決勝で桐光学園に敗退と苦しい結果に。
しかし課題の打力を磨き夏に桐蔭学園、東海大相模、桐光学園を下して堂々の優勝。
初戦で中越の投手陣に苦しめられますが宮尾君のサヨナラタイムリーで勝利を飾りました。
2回戦は高知商でしたが前半に大量失点してしまい追い上げを見せるも負けてしまいました。終戦後の生井君の笑顔が私は忘れられないですね。

生井惇己 慶応義塾高校(2016~2018)→慶応義塾大学(2019~)
前チームからベンチ入りし主力の1人として活躍。2年秋からはエースとしてチームを支え神奈川準優勝。関東大会4強へ進出し同校を9年振り9回目の選抜へと導いた。3年夏も桐蔭学園、東海大相模、桐光学園を破り10年振りの夏の甲子園へ導く活躍を見せ甲子園1勝を挙げた。(画像はYahoo検索から)

・近年の他の神奈川4強との戦績(2015~)

横浜 1勝3敗
東海大相模 2勝3敗
桐光学園 3勝4敗

他の神奈川4強の全ての学校に負け越していますが、桐光学園、東海大相模とは1勝の差なので総合的に見てさほど差はないと思われます。
とくに2016年夏は東海大相模相模に11ー2のコールド勝ちをしており、夏の東海大相模にこの勝ち方が出来る学校はそうそう出てこないと思います。

・来シーズンの慶応義塾

今秋は16強に終わってしまった慶応義塾。前チームは主力のほとんどが3年生だったため、他の神奈川4強に比べかなりベンチ入りメンバーが変わりました。
ただ選手のレベルは桐光学園とさほど差がないかなと。 前チームからスタメンだった水鳥君、本間君、好投手の前田君、白木君、松平君などが実績ある選手が揃い、戦力は悪くないと思います。
ライバルの相模、横浜、桐光学園ら強豪は今夏は2年生が多いチームでしたので、この時期だと他の学校と比べ選手の経験値が不足している部分は否めないと思います。
また桐光学園戦では、相手の安達くんは不調でしたが慶応の打線もまたあまり振るわなかった印象です。打線があまり機能せず、惜敗してしまいましたので課題は打線の強化が挙げられると思います。厳しい冬を超えてどうなるか と言った感じですね。

慶応義塾編は以上になります。
とりあえず高校野球神奈川4強のまとめは以上になります。
これまでに神奈川の頂点に近い4つの学校を紹介してきました。書き終わったあとにこれ付け加えれば良かったなあ とか、この情報間違ってね?とか思った箇所はありますので修正したい所はしていきたいですね。(面倒くさがってしないかもですが笑)
これらの記事を読んで、大雑把に神奈川ってこんな感じの高校が居るんだな。 くらいに思ってくれれば嬉しいです。
次回書く記事などは決まっていませんが、また読んで頂けると嬉しいです。
長文、稚拙な文でしたが最後までお付き合い下さりありがとうございました。
楽しい野球観戦ライフを送ってくださいね!ではこの辺で!(^_^)/~~

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