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ザク・マシンガンという武器は一体何なのか

ザクマシンガンって何なんだ

 最近駄作モビルスーツの設定について考えてばかりの私なのですが、ガンダム世界の武器について色々調べていくと結局ザクマシンガンって何なんだ、と言う疑問に到達しつつあります。ザクマシンガンって一体何なんでしょう。

ガンダム世界の武器

 ガンダム世界にはいろんな武器がありますが、どれも現実世界の武器と比べてどういうカテゴリの武器なのかというのがわかります

・ビームライフル

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 ガンダムなどが装備しているビームライフルですが、これは当然ビームのライフルであり、現実世界でいうと単発式ライフルというところで、当然の名前です。

・ブルパップ・マシンガン

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 これはおそらくサブマシンガンにあたる武器だと思うんですよね。口径が90mmで銃身は短く切り詰められていて近距離戦に特化していそうなデザインですし。

・ジムライフル
 ジムカスタムなどが装備しているジムライフルなのですが、これは上記のブルパップ・マシンガンと構造は共通で銃身を伸ばしたタイプです。構造が共通ということはおそらく連射も可能で、アサルトライフル的な運用をしていたんだと思います。

・MMP-80

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 一年戦争末期からジオンのモビルスーツが使っていたMMP-80マシンガンなのですが、これはワルサーMPLから影響を受けている通りサブマシンガンであろうと思われます。

ではザクマシンガンは......

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 結局のところじゃあザクマシンガンってどういう武器なんでしょうかね。口径は120mm、大型のパンマガジンを採用していて連射が可能という設計です。

 僕は当初ザクの基本装備がザクマシンガンであることからザクマシンガンはアサルトライフルなのではないか?という疑問が強くありました。しかしマシンガンなのにアサルトライフルというのも疑問です。大型のパンマガジンもARらしくないですし、何より120mmという大口径はアサルトライフルの条件から少し外れると言わざるをえません。

 そしてサブマシンガンかと言われると銃身は長く、ストックも大きく、サブマシンガンではないという感じが強いです。そして何より初期のジオンが艦隊決戦でザクを運用することを考えていたという前提に立つと、サブマシンガンを装備させる理由がよくわからなくなるのです。

 で、ここにいたりやはりザクマシンガンはLMG、軽機関銃なのではないかという結論に至ります。大型のパンマガジン、大口径、大型のストックや長い銃身、全ては軽機関銃と言われると納得がいく設計です。

 しかし、ザクの基本装備が軽機関銃というのも不思議な感じで、軽機関銃はあくまで支援火力であって、前線を張るような装備ではないというところもあります。

 そしてそれを解決する結論がザクはそもそも艦隊決戦のために開発された機動兵器であり、敵の戦艦を撃破するための戦力であったというところです。つまり対艦装備としてのザクマシンガンであり、初期のザクがバズーカと軽機関銃という重装備なのも艦隊決戦を見据えた装備であったわけであります。

 そう考えると色々納得がいくところで、対モビルスーツ戦闘においてザクマシンガンではなく新たにMMP-80というサブマシンガンの開発に至ったのもおそらくザクマシンガンは反動が大きく、連射速度が低く、モビルスーツとの戦闘においてはかなり不利だったのではなかろうかと。おそらく高機動なモビルスーツとの戦闘では一発の威力よりも連射能力が重要であったのではなかろうか、と。

と、この記事を書いている間に自分の中で結論が出てしまいました。今日はこれで終わりです。ありがとうございました。

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