荒木郁

小説のような何かを書いています。 写真のような何かを撮ったりもします。 なんにせよ、私…

荒木郁

小説のような何かを書いています。 写真のような何かを撮ったりもします。 なんにせよ、私は好きに過ごしています。

記事一覧

粘液姉さんと夕暮れの街6

 学校の帰り道でスーパーに寄り道する。家政婦さんに頼まれていた特売の品として、いくつかの…

荒木郁
4年前
1

粘液姉さんと夕暮れの街5

 い‐か【異化】  [名](スル)  1・人が他の生物の性質を併せ持つ事。カリカチュアライズ…

荒木郁
5年前
3

粘液姉さんと夕暮れの街4

 僕が硬めの座椅子から腰を上げて手を振ると、家政婦さんが本を数冊抱えて戻ってきた。いくら…

荒木郁
5年前
3

粘液姉さんと夕暮れの街3

 フクロムシの一件はそのままに、次の週末がやってきた。平日はこの街にひとつしかない学校で…

荒木郁
5年前
4

粘液姉さんと夕暮れの街2

 姉さんとの仕事の中でも特殊病棟の中はひときわどんよりとしている。廃液が滴りおちてきそう…

荒木郁
5年前
5

粘液姉さんと夕暮れの街1

 口を覆った粘液による呼吸困難で叩き起こされた。  粘状の寝床だったものを服から床にひき…

荒木郁
5年前
6

「シンデレラは魔法がとけると」

 俺達は彼氏彼女の関係にはなったものの、手を繋ぐ以上の進展はさっぱりだった。  俺は絶賛…

荒木郁
6年前
7

「上書きエラーした恋」

 別れてから好きだったことに気付いた、なんて歌は好きじゃない。  そもそも失恋ソングを聞…

荒木郁
6年前
5

「彼女が多すぎる」

 人生で最も幸せな瞬間を台無しにしてしまったことはあるだろうか。  初めて買って貰ったお…

荒木郁
6年前
8

「SF的異世界転生のテンプレート」

「おはよう、少年。現状把握が必要かい?」 「深く考えすぎて判断が遅いね。いや、状況を理解…

荒木郁
6年前
3

「親子の時間」

 子どものころは「時間が早く流れれば良いのに」とずっと思ってた。  いつも面倒なことばか…

荒木郁
6年前
9

「天使の解剖」

 彼女との出会いは下層回廊のドブの中と呼ばれる治安最悪の地域だった。  その日、中層市民…

荒木郁
6年前
6

「内緒の話」

 これは内緒の話なんだけど、という文句から始まる話であまり驚いた事はない。だいたいは下ら…

荒木郁
6年前
5

「ミッドナイト・キャラバン」

 この国から有名な巡礼地である例の国に至るには、いくつかの街道を通る必要がある。  北方…

荒木郁
6年前
4

「斬奸討」

 生きているうちに、私に友達ができるなんて思っていない。  なにしろ、自分は産まれてから…

荒木郁
6年前
3

「Snowdragon's Back」

 この酒場だと、冬場はたいてい竜の背中にまつわる詩吟が流行る。  竜の背中に乗れば、吹雪…

荒木郁
6年前
5

粘液姉さんと夕暮れの街6

 学校の帰り道でスーパーに寄り道する。家政婦さんに頼まれていた特売の品として、いくつかの…

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4年前
1

粘液姉さんと夕暮れの街5

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5年前
3

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 僕が硬めの座椅子から腰を上げて手を振ると、家政婦さんが本を数冊抱えて戻ってきた。いくら…

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5年前
3

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 フクロムシの一件はそのままに、次の週末がやってきた。平日はこの街にひとつしかない学校で…

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5年前
4

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 姉さんとの仕事の中でも特殊病棟の中はひときわどんよりとしている。廃液が滴りおちてきそう…

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5年前
5

粘液姉さんと夕暮れの街1

 口を覆った粘液による呼吸困難で叩き起こされた。  粘状の寝床だったものを服から床にひき…

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5年前
6

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 俺達は彼氏彼女の関係にはなったものの、手を繋ぐ以上の進展はさっぱりだった。  俺は絶賛…

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6年前
7

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6年前
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6年前
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6年前
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6年前
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6年前
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6年前
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6年前
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6年前
3

「Snowdragon's Back」

 この酒場だと、冬場はたいてい竜の背中にまつわる詩吟が流行る。  竜の背中に乗れば、吹雪…

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6年前
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