押し目の基礎1
こんばんは‼ トレーダーデス です。
今回は押し目の基礎について 話していこうと思います。
一般的に押し目とは、上昇トレンドの最中に、一時的に株価が下落した局面にてその後の上昇についていったりするのが一般的な押し目です。
とはいえ、【押し目待ちに押し目なし】なんて相場格言があるように、
押し目が来なかったり、押し目がきたと思って買うと、そのまま急落してロスカットなどと、皆さんも押し目買いで失敗した経験はあると思います。
自分も過去にドル円で押し目と思って買って、そのまま損切りできず2円幅下落していって負けたことがありますw
今回は、その押し目について自分なりにアウトプットしていこうと思います。
押し目買いを考える前提環境
基本的に押し目買いを考える前提環境は上昇トレンドです。
なに当たり前のこと言ってるんだ?と思われるかもしれ知れませんが
みんなこれを知っていても実践となると失敗してしまうんです。
なぜ失敗してしまうかと言うと、今の環境を上手く把握してない事が原因だと思います。
レンジ環境や、下落トレンドでの押し目買いなんてしないですよね?
レンジ環境内で買って仮に伸びたとしても一過性で戻ってきたり、下落トレンド中の押し目買いなんてできたとしても、全然値幅が伸びずその後の
下落でロスカットにかかってしまいます。
先ずは、上昇トレンドを見極めることが押し目を考える上では必須になります。
上昇トレンドを見極める
【ドル円 4時間足】
上昇トレンド【紫枠】を形成してることがわかります。
こういった力強い上昇トレンドで押し目を考えます。
とは言え、後から上昇トレンドだと理解してもリアルタイムで
上昇トレンド入りしたと判断し、その上でリアルタイムで
エントリータイミングを探る必要があります。
あくまでこれは出来上がったチャートであり、これを研究してもはっきり言って意味がないですw
上昇転換する前にはほとんどのケースで、上昇転換前に投資家たちの攻防があります。
投資家たちの攻防とは、レンジの事です。
上昇トレンドより、先ずは上昇トレンドが来る前の値動き【レンジ】を見極めましょう。
レンジを見極める
レンジには、基本的に値幅による調整と、時間による調整と二種類があります。
【ドル円 4時間足】
この局面でいうならば、レンジ【ピンク】の部分に該当します。
この一部を拡大して見ていこうと思います。
レンジ内【ピンク】における、横軸が時間による調整
レンジ内【ピンク】における、縦軸が値幅による調整
今回は、逆三尊を形成してその後上昇トレンド入りしてることが分かります。
この値幅による調整と、時間による調整が長ければ長いほど、レンジのどちらかを抜けた方向に強くボラティリティを帯び動いていきます。
結果その後、上昇トレンドを形成してることが分かります。
【ドル円 30分足】
先ほどの、4時間足のレンジ【ピンク】を、短期足30分足で見た値動きです。
ほとんど投資家が、レンジをどちらに抜けるなんて予測せず、抜けた後にその方向についていこうとしてエントリーしてきます。
でも、レンジを見極めれない人が抜けた方向について行っても
殆どのケースで、建値まで戻ってきて、刈られてしまいます。
ですので、レンジを見極める事がその後の上昇についていけるか決まって来ると思ってます。
先ほども述べた通り、レンジには値幅による調整、時間による調整があると言いましたが、その値幅による調整にも、大まかに3つに細分化できます。
1,乱高下してるフェーズ→2.節目を規定するフェーズ→3.ボラティリティ【値】が落ち着くフェーズ です。
時間による調整は、相対的に長ければ長いほど、スイングの投資家などの長期目線の投資家が意識し、取引してくるので
抜けた方向に大きく値が伸びていきます。
縦のライン【青枠間】
この期間では、値動きが荒く乱高下してます。
これは、投資家が方向性に迷いが生じていて、乱高下してるフェーズに該当します。
縦のライン【赤枠間】
この期間では、節目【緑の価格帯】を規定するフェーズで
その後、ボラティリティ【値】が【青枠間】と比較して
落ち着いてる事が分かります。これが、ボラティリティ【値】が落ち着くフェーズ です。
投資家心理としては、恐らく、方向性に迷いが生じていて
レンジをどちらかに抜けるまで待ち、レンジを抜けた方向についていこうという投資家が多く、
その結果、売買されずボラティリティが落ち着いているのではないか?
と考えてます。
その後、節目【緑の価格帯】を抜けた方向に大きくブレイクしています。
ブレイクする要因としては、節目の上に売り手の決済注文やロスカット、買いの新規注文が滞留してる からです。
正し、必ずしもレンジを形成して上昇トレンドになるとは限りません。
投資家心理や、ファンダメンタルズなどでは、レンジなど形成せず、
上昇トレンド入りすることも少なくないからです。
今回は、ドル円だけピックアップしましたが、他の株式や、為替などにも見られます。
特にボラティリティが落ち着いてる、日経やドル円などがレンジを形成しやすい傾向です。
これは、上昇転換する時だけ使えるものではありません。
下落転換や、戻り目、押し目による局面でも見られます。
【日経 30分足】
上昇トレンド中の値動きですが、
三角持ち合い(緑ライン)を形成してます。
そのプロセス【内部】では、
1.乱高下してるフェーズ【青枠間】
2.節目を規定するフェーズ【今回は、三角持ち合いのトレンドライン上限下限】
3.ボラティリティ【値】が落ち着くフェーズ
があります。
更に、5分足などの下位足、4時間などの上位足を味方に付けると、上手くエントリータイミングを探る事もできます。
まとめ
・押し目買いは上昇トレンドで買うこと
・上昇トレンドを見極めるには、前の値動き【レンジ】を見極めること
・レンジには、値幅による調整と、時間による調整 2種類がある
・値幅による調整にも、1,乱高下してるフェーズ→2.節目を規定するフェーズ→3.ボラティリティ【値】が落ち着くフェーズ がある
・時間による調整は、長ければ長いほど長期目線の投資家が意識し、
取引する事によって、大きく値が動く
・上昇転換、下落転換、押し目、戻り目 にも応用が利く
今回は、押し目の基礎にも関わらず、レンジの基礎的な話になりましたw
とは言え、上昇トレンドが来る前の値動きについて分かってもらえたかなと思います。
是非、過去チャートなどを見て勉強してみてください‼
色んな発見があると思います。
次回は、押し目の基礎2 など上昇トレンドの種類などについてアウトプット出来たらなと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました😊
基本的に、上昇トレンドはマクロ
エントリータイミングはミクロ
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