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食事中座れないのは なぜ?

こんにちは。
べびぃLabo☆Ceres 杉上です。

第2回目 子育て×気軽な勉強会 が6月2日にありました。
今回もとても興味深い質問をいただきました。

食事の様子 想像できますか?

2歳6か月のお子さん。
食事に時間がかかる。集中して食べれないー遊んでしまう。

Q: ふむ。いつごろからですか?
A: 3か月くらい前からです。
Q: 何かありました?
A: いすを変えました。足裏がぴったりとつく椅子です。

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Q:食べる時は どんな様子ですか?
A: 親の膝に乗って食べたがります。
Q: どんな座り方してますか?
A: 足をおろして座ってます。

たくさんのヒントをいただきました。
皆さんなら、どんな場面、どんな座り方を想像します?

ご飯集中のポイント

ご相談くださった保護者Aさん。
食事の基本、よくご存じでした。
なんたって足がぴったりつく椅子を見つけてこられてます。

そう、これ大事!
これはどういう事か?というと

お口や手を自由に集中して動かせる環境になっている

ってことです。
環境ってすごく大事!
具体的にどう整えるか?ご紹介しますね。

姿勢が安定するとお口や手を動かすことに集中できる

お口や手を自由に動かすためには、体幹の安定が欠かせません。
それには
①足の裏がぴったりと接地できる

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②坐骨が立った状態を維持できる
この写真 どうでしょう?足の裏はぴったりとついています。
これだと骨盤が寝て 背中が丸まってしまいます。
腹筋がうまく使えず、体幹を支えるのがちょっと大変な姿勢です。


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こんな時、坐骨の下にタオルなどをいれて 骨盤を立てる工夫をします。

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③肘より下に机がある

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楽しそうな食卓です。
さて、このお子さんはごはん食べやすいでしょうか?

この写真 大人には食べやすいテーブルの高さだと思います。

子どもを見てください。

テーブルが肘よりも下に位置しています。
これだと腕や手を動かすとき、テーブルに肘をつかないと
やりにくくなってしまいます。

御相談のお子さんが なぜ食事に集中しにくいか?
理由は想像できましたか?

その他の環境因子

姿勢を整えると 多くのお子さんが集中して食べることができるようになります。
色々見たんだけど、まだだなあという時、下記も確認してみてください。

★テレビ 消している
★スマホ 見えるところにない
★テーブルをふかない
★空腹である

当たり前だけど、お腹すいてないと 食事に集中しません。
食が細いお子さんの場合、心配してちょこちょこ食べ物・飲み物を与えていることがよくあります。
腹4分目とかになっていると、食べません。
悪循環ですね。
ここは心を鬼にして お菓子・果物・ジュース・牛乳などをおやつにすることやめましょう。

何よりもしっかり身体を動かして遊びましょう。

子どもが食べたくなる工夫をしよう

子どもって素直です。
食べないなあ、という時は、やっぱり要因があります。
「食べなさい」よりも
自然に食べ物に手が伸びる工夫をしてみてくださいね。

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