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【報告】19年9月29日「発達科学からみた子どもの発達理解」セミナー


こんにちは べびぃLabo☆Ceres mwきこです。
べびぃLabo☆Ceresの事業の一つ、ゲスト講師をお呼びしての研修報告です。

今回のインプットは ある意味今までの集大成
というか、
ずっと課題だったことへの知見をどっさりといただき
セミナー構成の変更をしないといけない内容でした。

講師は PT 浅野大喜氏

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ご著書、論文もたくさん出してらっしゃいます。


ここのところ何年か、ずっともやもやとしていた原始反射について最新の知見をお話しいただける、と聞き、すぐに講演の打診をさせていただいた理学療法士、浅野大喜先生。
現在までの様々な世界中の研究を紐解き、原始「反射」はないことを伝えてくださいました。
研究は1966年あたりからあり、1988年2000年とでてきている。
そして新生児でも大脳が機能している研究もあります。

原始反射はこの先の行動を学習する動きにもなっている、といいながら、
モロー反射を反復するリスクをどう説明するのか?
原始反射の残存で生きにくさを抱えている人の話にいったん納得はしていたけれど、反射の定義から考えると、大きな矛盾があることをどう説明するのか?

もうほんとにスッキリ! しました。
やっぱり運動は学習するもの なのですね。
赤んぼ すげー!!ほんとにすごい!!
そして、私たちもみなかつては赤んぼだったことに勇気をもらえます。

さらに、人はモノと他者との関係の中で大きく発達していく。
つまり
「他者とのやりとりによって、自分の動きの全体像を把握するようになる」(レジュメより) 
これは胎児期からすでに始まっている!
その赤んぼが育つ絶妙な環境を母が提供している!
日常の中である意味、当たり前にとらえているこれらを理論的に説明するヒントをたくさんいただきました。

まだまだ消化しきれていないところがあります。ここはずっとモグモグと咀嚼しながら自分の中に落とし込んでいき、皆さんとシェアしていきたいと思います。


ご講演の中の動画のモデルがお子さんだった時、理知的な浅野先生の顔がふわ~~とゆるみ、
お父さんの表情になられた時がとても印象的でした。

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懇親会でも質問がさく裂!!

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すごい学びの場でした。都合7時間ご講義いただいたことになります。
ありがとうございました!!

もっとお話をお聞きしたい! 学びたい!
そんな気持ちがふつふつとわいている現在です。

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