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離乳食をすすめるポイント

こんにちは。
べびぃLabo☆Ceres 杉上です。
今日も訪ねてくださり ありがとうございます。

4月になりました。認定こども園も新しいお子さんをお迎えして
ああでもない、こうでもない と
試行錯誤をしております。

ならし保育。とても大事な時期です。
お子さんが園が安心かも? ママやパパと離れても何とかやっていけるかも?
を自ら納得する時期です。
そして、園側もこの先どんな風に保育を進めていけるかを探索している時期です。

関わっている園も本日3日目。いよいよ食事タイムがはじまりました。

0歳児さんは 1歳半位までの間に
大人と同じ食事を楽しく安全に食べるためのファーストステップ練習期間です。
(ある程度の完成は3歳くらいです。)
むっちゃ大事!!!

なので、園側は お子さんたちがどの程度の機能を発揮できるようになっているか?
この先、どんな支援をしていくのがその子に必要なのか?
をアセスメントする大事な時間です。

本日5名の0歳児さんの食事風景を拝見し
保護者さんと話し合いをしました。

今年はすごい!!
どの保護者さんも
スプーンを上あごに擦り付けてない!
下唇にあてて上唇がおりてくるのをまっている!!
口腔内で処理できる以上の量をスプーンに盛らない!!

去年も0歳児を担当した保育士さんと
「今年はすごいね~~💛」と言い合ってました。

ほんのちょっとの試行錯誤で
子ども達のお口の機能の発達具合は全く変わります。
そこを実際に見せていただいた時間でした。

どの位の柔らかさ、大きさにしたらいい?というのが
離乳食時期のお悩みどころですよね。

お口の機能が最大限に活かせる食べる補助をしていると
ここは子ども達がおしえてくれます

例えば。
7か月でピボットターンのSちゃん。
国の指針では5か月から離乳食開始、7か月だと2回食です。

「どろどろでいってるんです~~。よくわからなくって」
ママはそうおっしゃいますが なんのなんの。
Sちゃんの食べる様子を感じて この位かな?を決めておられます。

ほんとに素晴らしい!!
園では初回なので月令で食事を用意します。
今日は後期食でした。

実際にたべると のどにつまっています。
乳鉢ですりつぶすと つめることなく完食しました。
さっそく明日からの形態を栄養士さんと保育士さんで協議して決めていました。

そうなんです。お口の動きはからだの動きとほぼリンクします。
  ずりばい=ごっくん
  ロッキング=もぐもぐ
  よつはい=かみかみ

月令ではなく身体の動きで判断すると無理ない感じです。
Sちゃんはまだずりばい はできません。
回旋の動きがまだ未熟なので、補完できるよう保育中にかかわっています。
来週にはずりずりしはじめるなとアセスしています。

なので、離乳食 ごっくん期なんですね。

Aちゃん 11か月 よくごはん食べます。
でも白米は 苦手。
ん~~~~ 味 というよりも舌触り?
スプーンの背でつぶして提供してみました。
そしたら、食べる食べる!!

お米って実は赤ちゃんは食べにくいんですよ。
米粒が小さいですから 丸呑みで喉につまるか
つぶせなくて 拒否するか。

Aちゃんは 自分の処理能力をよくわかってるんですね。
だから「今はまだ食べられないよ」ってお口から出してたんです。
むっちゃすごい!!
生きる力がしっかりと発揮できてる姿です。

離乳食完了が1歳半位といわれますが
焦らないで下さいね。

この時期、ゆっくり自分のお口の機能をいろいろ使って
対処できるようになっていると

まるのみ
のどにつめる
たくさん口の中に押し込む
かまない

のようなお悩み事=子ども自身が処理できない状態 を
予防することができます。

保育士は 子どもの機能が最大限に発揮できるよう
食べる介助の仕方
食材の選定
やわらかさの判断
子どもが食べたくなる準備

などができるプロです。

子ども達が生涯にわたって健康で楽しく生活できるように
0歳児保育 ほんとに大事です。





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