「金髪の女の子 零 」
東京都五反田に20歳の女性 零 (レイ)という人物がいた。
髪は 金髪レイヤーロングだが髪はハイブリーチのやり過ぎなのか多少傷みがあったようだ。
その日の零はガングロフェイスに「ちふれ」のピンク系のチークを おてもやん風に付けていた。(DBのチャオズ風とも言おうか)
またピンク系のグロス唇 (マキアージュ)つけまつげと囲みメイクが華やかだ。(つけまつげは、いかにもギャルって感じの超長い睫毛を装着してる。上下共に)
D&Gの赤いシャツにロングブーツを履いていた。
零の職業は、水商売をしている
そして彼女には、地元 五反田の専門学校に通う 幼なじみが二人いた
一人は、ちはる
ショートヘアシャギーの髪型の女の子だ。
花柄のカットソーにデニムパンツに花柄サンダルで雪のように白い肌で やや猫目だ。
もう一人は、ボーダーのカットソーにミニスカートとBURBERRYのカバンを持参している。
昔ながらの おかっぱヘアー。
ザ☆昭和な雰囲気も漂っている。
美しいが薄い印象の女の子だ。 名前は、はるか。
その日は久しぶりに三人で女子会を 雑貨が 所狭しとならんだカフェでしていた。
ソファー席や窓の外の席では、学生や カップルが まったりとトークをしていた。
「ねぇ? 零ちゃん はるか 全員デザートセットでいい?」
と今にも よだれをたらしそうな感じで ちはるが言った
「OK」
はるか と 零も返事をした。
女子会ならではの 昔話やら恋愛話など、いろいろ話していたら店員が デザートセットを運んできた。
零は、ティラミスに メイプルカフェラテ☆
はるかは、抹茶のムースケーキに、ロイヤルミルクティー
ちはるは、 ザッハトルテに、黒ごまのスムージー
なんだか、甘い物を食べると、会話が非常に弾む。
零は、会話が弾んでいくうちに 自分は、水商売で働いている事を告白しようとしたが、なかなか言うチャンスがなくて困った表情になっていた。
「ねぇ?零ちゃん さっきから 急に こわばった表情になっちゃって 何か 悩み事でもあるの?私達 友達じゃん。」
と ちはるが、零の手を軽く握った
ちはるの問いに、
零は、自分の心境をごまかすため、一発ギャグを披露してきた。
「こないだねぇ
とんこつラーメンに しょうがが たくさん入ってたんでね
こう言ってやったのさ
しょうがばっかり入って もお~ やになっちゃう でも
しょうがねえかって…ね ふふふ~ 」
なんとも言えない 間が 空いてしまった………
「すべってるよ~ やだ 零ちゃん」
「アハハ……だよね
今の なかったことにして」
と零は あたりを見回した。
私の話も聞いてよ。」
と ちはるが しゃしゃりでてきた。
「何なに?」
「こないだね 新宿駅の近くでね
北斗の拳のコスプレした おじさんが一人でショーを やってたのさあ~ それが またうざいんだよね
あのおっさん
私に向かって 「ねぇ~ そこの姉ちゃん 僕の芸見て行ってよ!」 って 近寄って来たので 彼の芸を見たのね。
いきなり私に向かって アータタタタタタタ ホアダーッて言って きたのよね
そんでね
最後のホアターッの所で私の乳に向かって指差してきたのね。
頭来て ピンタしたら あまりに 力いっぱいピンタした勢いで おじさん ふらつきながら 後ろに 倒れて なんと
後ろに あった 工場中の穴に、落ちちゃったのね!そしたら おじさんがね」
「 あ~ 結局 わたすは、 穴に おちたわけね これが本当のオチ~」
とか、一人でボケてたのよね キャハ キャハ」
そんな話など 楽しく女子会した後
三人は、五反田のショッピング巡りに出かけた。
そして30分ぐらい歩いて 結構 人通りの少ない所に来てしまったようだ。
何やら悪寒が走る。 しかも、誰かが付けてきている
零は、そんな気を感じていた。
はるかは、「はっ」と言って、後ろを振り向いたら びっくり!
「おーっとオレ達に気づいたようだなぁ お嬢さん達よう。 オレ達は、オサハラというマフィア組織なんだよ。
零… ってそこの女は、オレ達の牛耳る風俗店で働いているんだぜ。零の奴 最近 風俗店を辞めて普通の女の子に戻りたいと ぬかし店を勝手に休み続けてるんで 見つけ次第 袋にしてやろうと思っていたところだ。」
「零ちゃん あなた 今まで 私達に 風俗店で働いていた事を隠していたのね。」
と強気な口調で ちはるが言った!
「でも なんでマフィアの組織が絡んでいる事に気が付かなかったの?」
と はるかも怒り口調
「みんな ごめんなさい! 今まで このこと隠していて(泣) でも野田店長が まさかマフィアと絡んでいたなんて 私は、全然 知らなかったの
確かに、野田店長には、普通の女の子に戻りたいと 言ったら 急に辞めるな とか毎回言われてたけど こんな 酷い仕打ちに合わされるなんて 予想だにしなかったわ。」
「零は、ウチの店のナンバーワンなんだ 辞められたら ウチの店が 赤字になるんだ」
「でも限界なんです!私は、普通の女の子に 戻ります!」
野田店長の後ろで 葉巻を吸っていたスキンヘッドの大男が「オレは、マフィアのオサ オサハラ様だーっ さぁ 零ちゃんと一緒に 我らの事を知ってしまった お嬢さん方らもオレ達と一緒に来てもらおうか?」
オサハラの号令で
数名のマフィアの部下達がはるかと ちはるを捕まえようとする。
「逃げてー ちはる はるかーっ」
零は、マフィア達に、華麗なキックや 巴投げや
二段蹴りを くらわし その隙に、ちはるとはるかは、逃げて行った!
「零~ 貴様 は ただでは、すまさん。」
零は、マフィア達に 捕まり
五反田の迷路のような 回廊や 同じような道が多い アジトへ連れて行かれた。
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