日本地図2

未訪問地

 時折耳にする「日本も十分に行っていないのに外国なんて…」。果たしてそれは外国へ行かない事の力強い弁護に成り得ているのか。例えば、私の北海道訪問は空路根室から入った後レンタカーを利用し千歳に向かっての横断だ。最北どころか札幌、函館に行かずともカウントとしては北海道訪問1になる。在道の人からは異論が出るに違いない。
 短期生活しない限りその土地を堪能することは限界がある。先の方便ではいつまで経っても外国へ行くことは出来ない。(若干、極論に近いnuanceを含んではいるが。)
 人々はどの程度国内旅行をしているのか。学生時代等に日本一周と高らかにスローガンを上げなくては多くの人は幾つかの観光地巡りで終わるのだろう。
 自身についてまだ訪ねていない県を数えた:静岡・富山・石川・福井・三重・奈良・和歌山・島根・山口・徳島・高知・宮崎、以上13県。静岡は数えきれない程新幹線で通過しているにも関わらず地を踏んでいない。紀伊半島、山陰、四国一部は他の場所とカップリングし辛い位置にあること、アクセスが今一つ不便なことも影響している。今、改めて確認し直してみるといずれ日本の中にある違う風景、空気に触れてみたいと新しい計画の予感がする。
 退職後、まだ疲れを引き摺っている。この週末は好きなMauiへ行く体力、気力乏しく、国内で波音聞きながら本が読める寛げる場所を探した結果、与論島を択ぶ。(*房総ではダメなのか?と問わないで貰いたい。海の近くだけが条件ではなく南方が持つゆるりとした空気に包まれたい。)奄美大島地方は海開きをしている。ダイビングや海そのものに触れなくとも少し早い初夏を楽しめそう。

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