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【小話】Steamオータムセール 購入品まとめ

こんにちは、なるぼぼです。

さて、あれよあれよという間に12月。
今年も終わりを迎えようとしています。
今年の総まとめと行きたいところですが、それはまたの機会にさせてください。
今回は、11月末に開催されていたSteamオータムセールで買ったゲームを簡単に紹介していこうと思います。
今回特にコンセプトを決めていて、「忙しいときに片手間でもできるゲーム」を中心に集めてみました。
今後ゲームを購入される際に、参考になれば幸いです。
それでは早速行きましょう。


1.ルミネス リマスター

とんでもないパズルゲームが飛び出してきた。
シンプルな落ちものパズルではあるのですが、タイムラインとコンボの楽しさが一級品になっている超神ゲーです。

本作の特徴は、「タイムライン制度による加算コンボの面白さ」と、「隣接パネル削除による大逆転コンボ」にあると思います。
まずはタイムライン制度とコンボから。
本作は、落ちものパズルでありながら、左から右に動く「タイムライン」というものが存在しています。
このタイムラインを超えると自動で上にあるパネルが落ちてくる他、触れた部分にある2×2以上の四角形が自動で消えていきます。
普段の落ちものパズルだと上から下が当たり前なので、この左右に動く感覚は新鮮です。

じゃあこのタイムラインがどのように機能するのか。
それが「コンボ」です。
本作は2×2以上の四角形を作ることでパネルを消すことができるのですが、そこにコンボを重ねていくことができます。
コンボの重ね方はシンプルで、2×2の四角形の近くに2マス以上のパネルを隣接させるだけ。
しかも四角形を作るとタイムラインが来るまでは消えないので、制限時間の間ならいくらでもパネルを隣接させて得点を加算させることができます。
タイムラインは時間を開けてコンボを繋げるための要素として存在しているわけです。
そして、この加点方式がスピーディで面白い。
わかりづらいので動画で見てみましょう。

20秒ぐらいのところから、上のオレンジマスを次々に繋げて、一気にコンボを作り出しています。
これで得点加算が狙える他、下のブロックと組み合わせて既存マスの削除もできるため、整地も可能です。
このコンボを繋げていく感覚が独特で面白い。
時間が迫っている中で、いかにしてマスを繋げていくか、そして得点を掴むチャンスをどこに持っていくかという駆け引きが癖になります。

次に「大逆転コンボ」について。
本作では隣接している線上のマスを一気に消せる特殊マスが存在します。
それを上手く扱うと、盤面を一気に整地し大逆転に持っていけます。
これも動画を見てみましょう。

左の緑マスを一気にかき消したことで、急にコンボが繋がり、勢いよく得点を稼ぐことができました。
整地によってかなり危なかった盤面が一気に安定し、大逆転に成功しています。
この逆転も気持ちいい。
一気に整地して大量得点を狙えるため、コンボと合わせて爽快感が半端じゃないです。

一人で黙々とスコアアタックしたかったので買いましたが、思いのほかハマってしまっています。
平日のスキマ時間にサクッと遊べる傑作として、かなりいい作品になっていると思います。
スッキリしたい人におススメ。
あと地味に音楽が良いです。一聴の余地あり。

2.Melatonin

こちらは音ゲー。
リズム天国ライクで、リズムを測りながらお手本通りにボタン操作を行うタイプのゲームです。

本作の良い所は、何より「一貫性」でしょう。
リスペクト元のリズム天国はステージごとの音楽の特徴がバラバラで、良くも悪くも一貫性がありませんでした。
カオスなのは良いことですが、外でサントラを聴こうと思っても好みがハッキリしやすい曲調をしているため、全部まとめて聴くのもちょっと…というような音楽だったと思います。
一方で、「Melatonin」はLo-fiミュージックに近い、チルな音楽を一貫して使っているので、サントラが非常に聴きやすいです。
落ち着いた雰囲気でやるリズム天国がかなり良いですし、ゲーム中もリラックスして遊べます。

ゲーム性もリズム天国リスペクトだから、シンプルでわかりやすい。
ボタン操作も極力少なくなっているので、音ゲーとしても間口が広い作品になっていると思います。
UIが表示されないゲームの難易度が高いなど若干の問題点はあるものの、リズム天国が持っているようなビートに乗る感覚はしっかり持っているので、音ゲーで悩んでいる方は軽く遊んでみても良いと思います。
雰囲気に惹かれた方にもおすすめ。

夜にしっとりと、でも時間がないから気軽に遊びたい、そんなときにピッタリなゲームです。
サントラも最高なので一聴の余地あり。
個人的には「Followers」が好きです。

3.怒首領蜂大復活

ケイブの名作シューティング。
サントラ目的の部分もありましたが、片手間でシューティングをワンプレイできれば…と思い購入。

これ買ったきっかけは全く別のゲームで、「カラドリウス」っていうシューティングからです。
カラドリウスとは全く別物ではあるんですけど、PCでできるシューティングとして真っ先に思いついていたのと、最大往生の「Michi」などのBGMがかなり好きだったので勢いで買いました。

…実はあんまりやってないです。
最近はパズルゲームにハマりすぎていて…。
ちょっとやったときは余りの弾幕の濃さに驚かされました。
弾幕シューティングは実はあまり得意ではないのですが、良曲を聞きながら遊びたいので今度じっくりやろうかなと思います。

4.Puzzling Wild IQ Test

いつものPaul birdシリーズ。
僕はSteamの中でもPaul birdが制作しているWild Animalシリーズが大好きで、この作品もその一本に含まれます。
独特な日本語と、クソと普通の絶妙なラインを幅跳びするゲーム性が最高で、僕は氏の作品のファンです(ただAmazing Shrinking GiraffeだけはNG)。
以前「Wild Animal Sports Day」の記事をちょっとだけ書きました。

そんな氏の新作が「Puzzling Wild IQ Test」なのですが、驚かされました。
ゲーム性が驚くほどにまともなんですから。
ゲーム性がまともだったのは「Wild Animal Sports Day」ぐらいだったのですが、本作は遊びやすいパズルゲームとして、普通にガッツリ遊べます。
しかも結構面白い。
内容は最初にあるお手本を見ながら法則性を導き出し、最後のパズルを作っていくというものです。
事前の説明によるとロボットの脳工学育成のためのパズルらしいです。

とにかくシンプルで遊びやすいと言う点に尽きるのですが、それ以上にいいのがあんまり見ない系統のゲームであるということ。
パズルゲームだと凝った作品が多い中で、ここまでシンプルなのが出てきてくれると、スキマ時間にちょっと遊べる程度の感覚で遊べるので、今の自分にぴったりでした。
作り込まれたパズルとストーリーという感じではなく、淡々と問題を解いていく形式になっているので、自分の時間に合わせて遊ぶことができるのはありがたいです。
また、このタイミングで僕がこういったパズルゲームを求めていたこともあって、かなり刺さりました。
あと問題数が400問と多く、長い期間で楽しめるボリューム感もいいですね。
スキマ時間で出来るけど、長く遊べるボリュームがあるのは非常にバランスが良くて最高です。

なお、本作も相変わらずクソ日本語訳は健在です。
「こんにちは、私は生ingerです!」から始まり、「あなたは元気です!(パズル成功時のセリフ)」や、「ショウガに感謝しません」など、意味不明な日本語字幕が飛び交います。
このクソ日本語訳や、いつものなぜか二足歩行しているキリンとカバの絶妙な表情に、Paul bird作品としての風格が現れており、安心感さえ覚えます。
遊びやすくちゃんとしているので、Paul birdシリーズとしてもおススメできる作品です。

ただ、いつものPaul birdシリーズにあるインパクトが非常に薄くなっているので、最初にやると「つまんなくね…?」となってしまうと思います。
最初に触るのはおススメしないかな…。
最初にやるならワニ王撃破の「Wild Animal Sports Day」か、野生動物のレースでお馴染み「Wild Animal Racing」をおススメします。

5.A Dance of Fire and Ice

激ムズで知られる音ゲー。
拍を読みながら進んでいくタイプの音ゲーで、独特な操作感を求められます。

これもそこまで遊んでいないのですが、音ゲー慣れしている(と自負している)自分でもかなり難しいです。
裏拍に入るシーンがかなり多く、 曲のテンポが絶妙に変化していくので、ついていくので精一杯です。
フルコンボ前提で進むタイプの音ゲーなのも相まって、ミスが許されない難しさをひしひしと感じるゲームです。
とはいえ操作はかなり単純でワンボタンになっているので、遊ぶ敷居は低くなっています。
難しいゲームを求めている人には最適な作品だと思います。
僕は早々に諦めています、今度しっかりとチャレンジしたい…!

6.Touhou Artificial Dream in Arcadia

本セールの大本命。
旧作メガテン寄りの3DダンジョンRPGで、今回の購入コンセプトとは異なる作品になるのですが、あまりにも面白かったのでご紹介。

友人にセールのおすすめを聞いてみたときに出てきたのがこのゲーム。
僕自身当方はそんなに好みではなかったものの、メガテン寄りのゲーム性があるということで「やってみるか~」と思って購入。
メガテンじじいを満足させられるのか~?といった気持ちで遊んでみました。

…いや、思ったよりもメガテンだった。
本作は当方の各キャラのドッペルゲンガーにあたる「スリーパー」を操作し、仲間にしながら進めていきます。
各キャラはメガテンの悪魔のような役割で、各スキルを扱える他、悪魔交渉にあたる行為を行うことで仲間にすることもできます。
さらに、スリーパー同士を合体させることでより強力なスリーパーを召喚することもできるほか、スリーパーの持つスキルを主人公や別のスリーパーに移転したり、スリーパーの耐性を主人公につけたりとやりたい放題できます。
スリーパーがただただ悪魔と同じ役割をしてくれることもあって、メガテンのプレイフィールと全く変わらない状態でゲームを楽しむことができます。

さらに、細かい所もメガテンライクで最高です。
ダンジョンは3Dで往年のメガテンスタイルになっていますが、トラップゾーンやギミックなどもメガテンらしい意地悪さをしており、逆に安心感さえ覚えました。
階層が一つ変わるだけで敵の強さが頭一つ上がる点も、メガテンらしくていいですね。
レベル変化のプレイフィールは真ifの怠惰界を思い出すぐらい、メガテンらしかったと思います。
さらに、悪魔召喚時にはスマホのバッテリーを消費するという、メガテンのマグネタイトに当たる要素も盛り込まれており、溢れんばかりのメガテン愛をシステムから感じることができます。
本当にプレイ感覚はメガテンと変わらないです。凄い。

それでいて、本作独自の要素も盛り込まれています。
東方キャラ多数登場はもちろんのこと、本作はスリーパーを仲間にする際に会話交渉をするのではなく、弾幕シューティングを行うようになっています。
東方らしい要素ではあるのですが、中々レベルの高い弾幕が用意されており、一癖も二癖もあるゲームを楽しむことができます。
僕は弾幕が苦手で最初は「どうしよう…?」と思っていたのですが、淫ゲームの設定でオフにできるようになっているので、弾幕シューティングが苦手な方でも楽しめるようになっています。
優しさも持ち合わせつつも、東方らしい弾幕シューティングを楽しめると言う点でも、魅力的な作品に仕上がっていると思います。

正直これで定価1200円なのが信じられないレベルの出来です。
メガテン好きはマストでプレイしておきたいゲームです。
超おススメ。

おまけ:MINDHACK

最後にセール後だけどインディーエキスポで衝動買いしたMINDHACKをご紹介。

製作途中のゲームでありながら、あまりの出来に感動しました。
ストーリーの組み立て方が非常に上手い。
ストーリーが脳みそを弄るという前提上暗くなるのはなんとなく予知していましたが、主人公が一人称視点で展開する関係上、自分の中でも葛藤が生まれるシーンが多々あって面白かったです。
現時点でAct4と途中ではありますが、ストーリーの今後に期待大ですね。

そして、地味にすごかったのがこれタイピングゲームってところ。
大人なタイピングゲームとして、タイピングしながらもストーリーに絡ませるような文章を見事に演出していて、「これすごいな!」と思いました。
タイピング内容はそこまで難易度が高くないですが、込められた思いがしっかりと伝わる作品でした。
ホントに今後が楽しみです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

色々なゲームを買ってみましたが、コンセプトに沿ったゲームを選んでみると、その楽しさが今の環境に合っているのも大事だなと感じました。
年末もゲーム買うのでしょうか。
色々と考えながら次のセールまで待ってみようと思います。

さて、毎度のことながらですが次回は未定です。
また何かしらあったら更新します~。お楽しみに。

それでは今回はこの辺で。
さよなら~。

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