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僕はファイナルファンタジーをナメていたのかもしれない

こんにちは、なるぼぼです。

あけましておめでとうございます。
今年はもろもろやることがあるのであんまり記事更新できないかもしれませんが、ほどほどに頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。
また、最近モチベが低下しまくってて記事更新できませんでした。ごめんなさい。

さて、今日は「ファイナルファンタジーⅦ(PS1)」のお話です。
今まで思っていたFFのイメージだったり、FF7をプレイ中の僕が今何を感じているかを簡単にまとめておこうと思います。
一応現時点ではクラウド帰還まで行ったところです。
それまでのストーリーをネタバレするので、お気を付けください。
よろしくお願いいたします。

1.FFに対する過去のイメージ

いきなりではあるのですが、僕はFF7を始めるまでにシリーズ作品を全くやっていなかったわけではありません。
FF6を少しだけやっていた時期がありました。
FF6はスーファミの中でもグラフィックの最高傑作と呼ばれる作品であるとともに、僕自身もプレイの中でそのクオリティに驚かされました。
ただ、スーファミだとより好みの作品が多かったこともあって、あまり注目せず中途半端に終わらせてしまいました。
それが6年前になります。
あんまりはっきりとは覚えていませんが、夜の街で盗賊団が出まくるところで辞めていたような気がします。
魔列車だけは覚えています。

そうして月日が流れていくうちに、FF14やFF15の話が耳に入ってくるようになりました。
友人がFF14にハマっており誘われたこと、FF15の動画を見ていたことなどで、最近のFFに触れていったわけですね。
ところがその二つもあんまりやる気が起きない。
FF15はおま値の影響や評判で手が出しにくかったこと、FF14はMMOによる時間消費の可能性が怖かったことなどからどちらも手を出すことはしませんでした。
FF13以降の評判の悪さも相まって、正直FFはいいかなぁと思っていました。

そして去年の夏ごろからJRPGにハマりこみ、改めてFFという作品を見つめなおすことになります。
ドラクエ11が結構面白かったこともあって、スクエニのゲームをしたいなぁ…と思ったときに、真っ先に注目したのがFFシリーズでした。
そして、どれからやるか結構迷った結果、選ばれたのがFF7だったのです。
理由はシンプルで、近年リメイクされていたことと、FFの看板キャラになっていたことです。
スマブラ進出やKH2での登場など、FFの顔役になっているクラウドやセフィロスは一体どんな物語を展開してくれるのか。
楽しみだったので選びました。

2.FF7という「革命」

なんだかんだ20時間ぐらいやったのですが、このゲームの印象は「とんでもない」がずっと続いていました。
ここでは、そんなFF7の「革命」に触れていきたいと思います。

FF7の特徴は、なんといってもローポリの採用です。
一枚絵背景ではあるものの、そのグラフィックの進化をしっかりと表現したキャラシーン、戦闘シーン、ムービーは圧巻です。
特にキャラクターのポリゴンの扱い方は天才的で、キャラの感情を顔に出さない分、動きで表現するのがとても上手いです。
ユフィが泣いている描写、ティファが恥ずかしがっている描写、セフィロスの狂気の笑いなどが、プレイヤーの目線でも一目でわかる。
動きで表現ができるだけ、文字にこだわらない映画的演出に拘っている点は、見事だと思います。

そして革命は世界観にもしっかりと表されています。
本作はミッドガルという近未来都市から話が始まります。
従来のFFはザ・ファンタジーと言えるような中世ヨーロッパのような世界観でありましたが、本作はしょっぱなからその要素が排除されています。
これがもうツボ。
今までのありがちな展開を正面から取り消して近未来感全開にしていくのはシビれます。
それでいて、ミッドガルを抜けると一気にファンタジーな世界観になるので、自然とのめり込んでいけます。
僕はゴリゴリのファンタジー作品があんまり好きじゃなかったので、この導入はかなり気に入りました。

こうした革命のような要素に、FF7の良さ、PS1の先駆的作品としてのアピールがしっかりされていたともいます。
ポリゴンはここまでできる。FF7が見せつけてくれました。

3.RPGという「映画」

この作品は、かなり演出に力が入っていると感じます。
緩急が凄くしっかりしているんですよね。

演出として凄いと思ったのが、エアリス離脱のシーン。
ここではジェノバ:Lifeと戦闘をすることになるのですが、流れているBGMがその前のムービーや会話から続投して「エアリスのテーマ」になっています。
これが本当にすごい。
このタイミングでエアリスはジェノバが扮するセフィロスに刺されてしまうのですが、この時のクラウドがエアリスにしか感情が向いていないことを示しているかのように、ずっとエアリスのテーマが流れ続けるんです。
ジェノバは重要なボスキャラで専用BGMが使われるのにもかかわらず、です。
あえてずっとエアリスのテーマを流すことで、シーンに強烈な印象付けがなされており、とんでもないほどにプレイヤーの心情を揺さぶってきます。

また、このエアリス死亡シーンは、エアリスの髪飾りの描写や戦闘後の仲間のエアリスに対する反応など、かなり細部まで作り込まれています。
ゆっくりと、息を止めていくかのように落ちるエアリスの髪飾り。
これが落ちるタイミングでエアリスのテーマが流れ始めることもあって、ゆっくりとした描写ながらも引き込まれていきます。
仲間の反応もそれぞれで、泣きじゃくるユフィや天を仰ぐシド、頭をなでてから耐えられず走りながらその場を後にするティファなど、個性を出しながらも思いが伝わる、感動のシーンです。

システム的にはエアリス育成してたらメインが一人減るという結構な負担を背負うことにはなりますが、それを乗り越えてでも成長していかなければならない、という部分に本作のテーマが明確に示されていると感じました。
そして、これはゴールドソーサーでのデートイベントや、イベント中の明るいキャラで仲間を引っ張ってくれた、今までの旅の時間がなければ印象に残らないようなシーンです。
この緩急が見事に表現されていたという部分にも、エアリス死亡の深みがあるのかな、と思います。

4.シンプルに、遊びやすく

本作はものすごく配慮されたRPG、という印象も受けています。

というのも、バランスがかなり簡単になっています。
スーファミの頃でも「ゲームは難易度を高くして長時間やる方がいい」といった理論が多少残っていたかのように、難しめのゲームが多くありました。
FFも過去には4でイージータイプが発売されるなど、バランスは難し目に調整されていました。

そんなこともあって、僕は多少身構えながら本作を始めたのですが、結局それは杞憂でした。
「てきのわざ」マテリアが強すぎるのもそうですが、序盤から「ぜんたいか」マテリアによる全体魔法攻撃ができるので、そこまで苦戦した印象はなかったです。
現時点でも「こいつちょっと強いな」と思ったのが大氷河のツインヘッドぐらいで、あとは基本適当にやっていても倒せるようなバランスになっています。

とにかくバランスが簡単になっていたのですが、僕はここにゲームを長く遊んでほしいという部分以上に、演出をしっかり見てほしい、作品をしっかり楽しんでほしい、という部分に重きを置くような作りにしているように感じました。
多くのプレイヤーに色々なシーンが印象付けられていること、それゆえにクラウドやセフィロスが他作品でも看板キャラとして登場していること、そうなったのは多くのプレイヤーが遊びやすく、クリアしやすい、つまり物語を知りやすい状態にあったことが理由だと思います。

5.終わりに

いかがでしたでしょうか。

「何をいまさら」というような感じではありますが、実際原作に触れてみて、どんな部分にFFの魅力が詰まっているのか、身をもって感じることができたと思います。
まだクリア前ではありますが、一気に遊んでクリアまでつなげていきたいですね。
もうちょっと頑張ります。

さて、次の記事ですが、そろそろ真5の記事を書き始めようと思います。
あと、クラウドに関して記事を書きたいなとも思っているので、ネタが固まったら書いていこうと思います。
しばしお待ちください。

それでは今回はこの辺で。
さようなら~。

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