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コミュニケーションはめんどいから良い!

皆さんはインスタやってますか?毎日、わざわざ見に行ってしまうアカウントがあるのですが、こちら⬇️ @heaven_on_earth_07172021

できれば全部の投稿を見てほしい…!マミー(投稿者)もカッコカワイイんです。すべてのとりこ!

こちらなんと、ねこのエイバとガイアがお話するところが見られるのです!ボタンを使って意志表示してくれるのですが、言葉選びや間が秀逸で。2匹ともとっても賢くて、なるほどそう来たか!!と思わず唸ってしまう表現も。飼い主のマミーと猫たちがよく使う言葉がボタンになっているのですが、単語を組み合わせて意思を伝えています。例えばhumanthings + milkでマミーのビールとか!そう、彼らはまさかのバイリンガル!!!!もちろん、表情や声など彼らが持っているリソースも全て使って表現を日々進化させています。もちろん、マミーの理解力もさすが!鳥肌もんです。私もねこ2匹と暮らしてきたので、声の違いなどからマミーの推理が合っているかどうかもわかります。合ってても違っててもかわいい…笑

さて、マミーがいつも頭をフル回転させて、エイバとガイアからのメッセージを読み解く姿から考えたことがあるので言葉にしてみます。

突然ですが、マミーは「コーチ」のようなBeingでねこたちと向き合っているように見えます。コーチのようなBeingがどんなものかというと、わかった気にならない、好奇心旺盛な姿勢ということ。関係や距離が近いほど、私たちは「わかった気」になってしまいます。言わなくてもわかる、なんて思うこともあります。

「あの人、優しいよね」
「その悲しさ、わかる」

「優しさ」とはどういうものなのかは、人によって全く違います。
わかると思っていた悲しみは、実は全く同じように感じることはできません。わかった気になっているだけで、同じ気持ちを味わうことはできないのです。

でも、だからこそ、私たちはコミュニケーションをとります。
ねこが押したボタンを音通りの意味で捉えていたら、間違って押したと思うでしょう。そして「やっぱり動物は会話する力がないんだ」と判断を下す。しかし、マミーはそうしなかった。この子たちは何が伝えたいんだろう?何について話しているんだろう?常に好奇心を向け続け、それが信頼関係を築き、ねこたちにボタンを押させ更なる造語を生み出すのです。(秀逸な造語の数々はぜひ投稿をご覧ください…かわいい…)

これは、本当にコーチングと同じ。自分の話を真剣に、好奇心を持って聞いてくれる存在がいるだけで想像できなかったような自分の側面に出会えることがあります。エイバとガイアだって自分たちがビールの話をするねこになるだなんて想像もしなかったはずです!

普段感じ馴れた、表現し馴れた感情についてもコーチからは好奇心いっぱいに聞かれることもあるでしょう。「その嬉しいってどんな感じなの?」というように。マミーとねこたちの会話は、コーチングに見えることがよくあります。マミーは丁寧に言葉の意味を聞き、ねこたちは「にゃー(そうじゃな〜い)」「にゃー(そう!)」と返す。
もしも便利な道具があって意思疎通が瞬時に行えるようになったら。人同士も、人とねこもこんなに信頼関係が生まれることはないのでは、と私は思います。間違えたり、確認の仕方に「その人らしさ」を垣間見れるからです。合っているかどうかより、言葉を重ねる、時間を使うことでお互いを知るのです。

面倒くさいでしょうか?
それがスキンシップだし、愛そのものだと彼らを見ていて学ぶことができました。便利すぎない中に育まれている関係がある。LINEより電話、電話より直接!のような感じでしょうか。


少し話は逸れますが、ねこたちを見ていると常に「今、ここ」に生きている存在だと思い知らされます。けれども、ガイアとエイバは確かに過去や未来の時間軸を持っていることがわかります。それでも、彼らは今を生きているのです。

ねこのように生きたい、といつも思います。自分とそれ以外の適切な距離感を他人に委ねることをしません。撫でられていても、もういいと思ったら即座に立ち去ったり噛みついたりします。境界線の明確さに惚れ惚れします。


今回の記事、タイトルを「コミュニケーションはめんどいから良い!」としましたが、しゃべらなくても以心伝心できるようになってしまったらどうなるでしょう。
わかった気にならないことがどんなに豊かなことか!
これは子育てにもとっても役にたつあり方だと思います。その人(子)が持っている世界にお邪魔する気持ちで、どんな世界を見て何を感じているのか聞いてみてください。きっと、今まであなたが知らなかった顔を相手が見せてくれるはずです。

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