【3分で読める】質問力のある人、ない人(木戸)
※博報堂時代の『心・技・体』…技㉜
こんにちは、HDAの木戸です。
今日から、長崎に入ります。
そのあと、今週かけて、
長崎⇒福岡⇒熊本と入るので、今回は九州ツアーです。
結構タイトなスケジュールですが、
家族も合流して、熊本の友人に会いに行ったり、
半分プライベートもくっつけてるので楽しみです。
さて、今日は、『質問力』の有無について。
そもそも、質問力ってなんやねん、って話ですが、
皆さんは、自分がした質問に、相手の方はべらべらしゃべってくれますか?
HDAでも、企業やクラブさんの事業支援のお手伝いをしますが、
支援しようと思うと、相手のニーズを引き出す必要があります。
ニーズを引き出すには、相手が自分のことを、
喋って教えてくれないとヒントが見つかりません。
そんな時に、質問力って、とても大事です。
今日も、3つくらいのポイントにしぼって共有します。
①Yes or Noで答えられる聞き方はしない。
コレは、よく言われるポイントですね。
基本、Yes,Noで聞かれると、
Yes,Noで話は終わります。
めちゃめちゃ簡単なことで言うと、
困っていることはありますか?
ではなく、
困っていることはなんですか?
と聞きましょ。
でも、正直、それで十分な答えがかえってくるほど甘くありません。
②他人の質問を想像しまくる
これは、どういうことかというと・・・
博報堂の営業時代によくあったのが、
クライアントの打ち合わせをして、しっかり話を聞いて持ち帰ると、
結局、クリエイティブとの打ち合わせで、
色んな質問をされて、またクライアントに電話やメールで問合せる。ってことです。
超二度手間です。
それを解決するにはどうすべきかというと、
・あのクリエイティブディレクターならここが気になるだろうな、
とか
・あのデザイナーはこの点具体的に聞いておかないとストップしそうだな、とか
・上司にはここつっこまれそうだな、とか
その辺の質問をたくさん持っておいて、
それをつぶしていくように質問します。
その質問をたくさん持つためには、
とにかくシャドーボクシングならぬ、シャドーQ&Aを繰り返して他人の質問を想像しまくるんです。
そうすると、相手の答えもより具体的で、
次のアクションにつながる答えを持ち帰ることができるので、
こちらにとっても有効的です。
質問の精度が高いと、質問時間も短く、
次のアクションの精度も高くなるので、
効率も効果も上がります。
でも、正直、それで十分な答えがかえってくるほど甘くありません。
③呼び水トークをはさむ
さらにやってることは、質問する前に、「自分の場合はこうなんですが・・・」という話をはさむようにしています。
要するに、「例えば」を提示します。
それを、僕は
呼び水トークと呼んでいます。
あまり長すぎると逆効果ですが、、、
僕の場合はこういうケースがあったんですが、
あなたの場合はどんなことがありましたか?
って聞かれると、
同じように応えても良いし、
私の場合は全く違うかったんですが、という話でも良いし。
相手が答える際の基準ができるので、
そういう呼び水トークが結構奏効することが多いです。
特に、経営者の方だと、
聞かれた質問に、自分の数多あるエピソードのどれで答えるのが良いかな?という感じで考えていらっしゃるので、
自分が呼び水トークすると、
あ、そういう話ね、って感じで答えてくださいます。
以上です。
そろそろ、飛行機が福岡に着くので、
今日は、このへんで失礼します。