★《続・読書余論》 クーデターと叛乱理論 特集

 こんかいの《続・読書余論》は、軍人反乱や国家転覆を、緊急に特集しました。

 レオニード・イワショフ上級大将(退役)によるプーチン辞任要求は、ロシア軍内部もけっして「個人独裁の犬」ばかりではないのだという実態を示唆しています。

 こうした、じぶんに翼賛しない将校たちを黙らせるためにも、ますますプーチンは、「全方位国際紛争」を必要とするのでしょう。国家総動員体制を続けることだけが、プーチンが逮捕を免れる道なのです。

 これまでKGB/FSBは、赤軍/露軍にいっさい、反政府クーデターをゆるしていないという輝かしい歴史を誇ってきました。

 しかし万物は流転します。その歴史もそろそろ変わるかも知れません。

 備えましょう。

 コンテンツはすべて《旧・読書余論》から。
 『クーデター――軍隊と政治権力』『各国官吏制度の研究』『北一輝論』『神学・政治論』『化城の昭和史』『文武抗争史』『眞山靑果全集 第十四巻』『桂月全集 第七巻』『虐殺の巷通州を脱出して』『世界戦争史・西洋古代編』『折たく柴の木』『土耳古に於ける独逸外交秘史』『西郷隆盛』『世界の名著 16 マキアヴェリ』『法の精神』『新釈漢文大系 第13巻 伝習録』『法における常識』……などなど、です。

ここから先は

165,436字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?