★《続・読書余論》『ヒュースケン 日本日記』1989年 岩波文庫刊・他

 こんかいの《続・読書余論》は、タウンゼント・ハリスのオランダ語通訳として日本に4年間滞在し、28歳の若さで斬り殺されてしまったヒュースケンの『日本日記』です。
 ヒュースケンはニューヨークでプータローになっていたのでしたが、偶然の運命から米国務省に採用され、喜望峰回りで日本に向かいます。その途中の風物の報告がまた興味深い。

 例によって《旧・読書余論》からは、攘夷関係の摘録を集めて附録します。
 コンテンツは、『神武の精神』『皇位への野望』『日本の名著37 陸 羯南 三宅雪嶺』『兵器沿革史 第一輯』『アーネスト・サトウ公使日記コンパクト版』『伊藤痴遊全集 続 第六巻』『後は昔の記 他――林董回顧録』『抵抗の器――小説・山田顕義』『館林藩史話 館林叢談』『幕末海防史の研究――全国的にみた日本の海防態勢』……などなどです。

 お楽しみに!

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