★《続・読書余論》 『大同書』と『天主実儀』・ほか

こんかいの《続・読書余論》は、清末のインテリ康有為がSF仕立てで著した中国宗教思想の奇書『大同書』と、明代にカトリックの布教にやってきたマテオ・リッチが漢文でシナ人からの反論に答えて行く『天主実儀』の2冊を、あたらしくとりあげてみます。
 殊に『大同書』は、このごろでは全く誰も注目する人などいないだろうと思えますので、ますますタイムリーな刺激があるはず。私は、中共が滅亡したあとの中国がどうなるかのヒントを、ここから得ました。

オマケとしましては、《旧・読書余論》から、宗教や警察に関する摘録を集めて附録します。コンテンツにはSFもあり。

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