★《続・読書余論》津本陽・著『鬼の冠』平成3年刊

 こんかいの《続・読書余論》は、明治末から昭和初期にかけて、大東流合氣柔術を日本中に広めた、武田惣角の評伝小説です。

 ついでに《旧・読書余論》から、武道や武術関連の摘録をあつめて附録しました。

 そのコンテンツには、『護身柔術』『小刀[ないふ]洋杖[すてっき]捕押へ柔術伝授』『簡易柔術実用形』『講道館護身術』『警察の実際と理想』『武芸流派大辞典』『日本武芸達人伝』『巨人軍の鬼といわれて』『スポーツ・ルール学への序章』『剣術道具ノ手入保存法』『陸軍戸山学校略史』『日本剣道と西洋剣技』『玉砕戦の孤島に大義はなかった』『豪農』『精神美としての日本文学』『折口信夫全集 第十八巻』『武道としての相撲と國策』『アメリカスポーツの文化史』『中国古兵器論叢』『警察と社会の表裏観』『賭博と掏撲の研究』『淫祠と邪神』『中国軍事教本(上)』『ライフ人間世界史 第1巻 古代ギリシャ』『ウェストポイント物語』……などが、含まれています。

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