《続・読書余論》金子俊男 著『樺太一九四五年夏』1972年刊・ほか

 こんかいの《続・読書余論》は、どさくさ参戦してきたソ連軍を樺太守備隊はどう迎え撃ったかという、生き残りの人たちによる記録です。
 おまけとして、《旧・読書余論》から、いずれも樺太関連のメモをセレクトしました。『満州近代史』『終戦秘史』『海軍の昭和史』『米国ヨリ観タル石油問題』『帝国の興亡と石油問題』『日本航空燃料史』『北樺太に石油を求めて』『日本海軍燃料史』『蟇将軍南喜一』『體験に基づく 狐の飼ひ方』『経済上より見たる北樺太』『樺太戦史』『大東亜戦争秘史――失われた和平工作』『櫻井忠温全集 第三巻』『櫻井忠温全集 第六巻』『日蘇戦争は何時始まるか?』『北の風土と動物』などの摘録です。

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