★《続・読書余論》ダーウィン著『種の起源』1990年刊

 こんかいの《続・読書余論》は、誰でもタイトルは知っているのに、通読した人は稀という、そんな古典の代表のひとつです。

 わたしじしんは『地政学は殺傷力のある武器である』を書くときに、19世紀末のソーシャル・ダーウィニズムの起源を確かめようと思い、初めて通読しました。

 そしてこのたび、「兵器の進化論」を考える作業の一環として、あらためて摘録を作成してみたものです。

 附録として、社会進化論を唱えたハーバート・スペンサーに言及のある摘録、および、同名つながりで、スペンサー・カービンに言及のある摘録を、過去の《旧・読書余論》から探して集積してみました。

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