20世紀の巨匠に挑んでみる ジェイムズ・ジョイス『若い芸術家の肖像』
活字中毒と名乗っているだけあって(noteのプロフィール欄など)、小説に退屈or冗長な部分があっても、「これも修行の一つだ」程度に受けとめて、淡々と読み進める方です。なので、今まで途中で挫折した小説は四冊だけ。一つは、島崎藤村の『夜明け前』。これは中学生の時とKindle端末を購入した時、二回挫折しています。幕末を舞台にした小説なので、とても興味があったのですが、数ページで目が霞んできて。最近、藤村の別の作品を読んで、体質的に合わない作家だと確信しました。それから、ゲーテの