2024年6月読書記録 強烈な短編集二つと太宰治
6月に読んだ海外小説は3冊、『プロット・アゲンスト・アメリカ』は別記事で感想を書く予定です。
グレイス・ペイリー『人生のちょっとした煩い』(村上春樹訳・文春文庫)
村上さんの翻訳なのと、表紙にエドワード・ホッパーの絵が使われていることに惹かれて購入しました。
強烈な短編集です。個人の短編集でここまでエッジが効いた作品ばかり集めたものは読んだことがありません。
村上さんの翻訳だからと、カポーティやフィッツジェラルドの短編のような美しく繊細な作品を期待していたら、シ