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お盆も、我が家はほぼ通常モード。旅行代わりに、帝国ホテルで『星の王子さま』アフタヌーンティーを食べました。 基本、感動系の物語は苦手なはずなのに、いくつか例外があって、例えば映画の『ショーシャンクの空に』なんて、好きすぎて海岸で最後のシーンを再現してしまったほどです(夫が船の修理をするアンディ、息子が鞄を持ったレッド役)。 サン=テグジュペリ作の小説『星の王子さま』も大好きな小説です。 色んな解釈ができる物語ですが、十代の頃読んだ説明が心に沁みついています。『星の
青空文庫の作品、特に印象に残ったものは個別に感想文を書き、それ以外は毎月の読書記録に含めようと考えていたのですが、個別の感想文がなかなか進まない…。半年以上経つのに、二葉亭四迷『浮雲』・樋口一葉の短編・尾崎紅葉『金色夜叉』・国木田独歩『武蔵野』しか書けていません。 このままだと、内容を忘れていく一方なので、特に印象に残った作品をまとめて紹介したいと思います。 谷崎潤一郎と芥川龍之介だけは、私の中で別格の存在なので、また改めて書くつもりですが(いつになることやら)。 泉
プルースト『失われた時を求めて7 ソドムとゴモラ2』(井上究一郎訳・グーテンベルク21) 村上春樹さんの小説『1Q84』の主人公を真似て、寝る前に20ページずつ読んでいる作品です。去年9月の読書記録に第1巻の感想を書いたのに、あと3巻も残っている…。 ソドムとゴモラは聖書に出てくる都市の名前で、住民が同性愛行為を行ったために、神の怒りにふれて滅ぼされたとされます。 同性愛者だったプルーストが、同性愛を否定するような表現を使わなければならないことに、時代の制約を感じます