もうかる商売の秘訣
ズバリ 集客力 でしょう。
それも、レストランの味や旅館のおもてなしではなくて 所在地が持つ集客力 である。
温泉が儲かる?
昔から日本の観光の旅と言えば温泉だろう。
湯治の意味があるかもしれないが、湯治は長期間の滞在が基本となる。
しかし、一泊旅行でも温泉は人気がある。
基本的に温泉地は都会ではないから風光明媚な場所も多い。というか、どんな山でも海でも街の人間にとっては癒しになる。
観光の意味も兼ねて、温泉でゆったりできるという期待と、昔からの温泉のネームバリューが、旅行客を温泉に導く。
温泉の質や効能、旅館の食事やサービスよりも、その温泉地自体が集客している割合が多い。
熱海の〇〇旅館に泊まるよりも、熱海に泊まるのである。
観光地が儲かる?
これも温泉と同じだろう。
観光地自体が誘客している。
旅館やホテルよりも観光地のネームバリューが誘客する。
都心が儲かる?
都心は高級店や人気店が集まっている?
見方を変えれば、人が集まるから家賃が高くても高級店が店を出す、人が集まるから人気店が生まれるとも言える。
都心や大阪・名古屋・札幌・仙台・博多その他の県庁所在地に人が集まるのも同じ理由であろう。
もっとも、地方に行くと人口が集中しているからという理由が大きくなるだろう。それでも、人が多いからそれが誘客の要員とはなっている。
集客力がすべてを決める
言ってみれば、店や旅館や宿の『個性』よりも、その『場所の個性』が誘客要因となっている。
だから、観光地や温泉地の土産物店は商売が成り立つ。
旅行や遊びに来たという『非日常での高揚感』が財布のひもを緩くする。
そして、緩んだ財布を持っている客が多いほど、店の品揃えや品質よりも売り上げは多くなる。
商売自体での工夫ではなく、
集客力のある場所を選ぶのが
『普通の人間の商売』で
継続する最大要因である
天才料理人や、天才女将・中居がいる店や宿は別であるが、凡人が行う商売では、『場所の集客力』がすべてであるといっても過言ではない。
bye
ありがとー