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不正に手を染めた名門企業の「共通点」

興味深い記事が

トヨタ系の関連企業で次々と内部不正が発覚している。

何故?トヨタ系に集中しているのか?

と疑問にもつ人もいるだろうが

  • 組織が巨大(母体が大きい)

  • トヨタを親会社として子会社が多い

  • 子会社はトヨタ親会社に忖度している(頭が上がらない)

と言う意見もあるが、単にトヨタが本腰を入れて調査しただけ過ぎないという意見もある。つまり、どれもこれも相当昔から行われてきた不正であり、叩けばいくらでもホコリは出るのである。

上の記事で2ページめ、2015年の東芝の不正会計で当時の社長が口にした不正会計の原因が

  • 脅しの経営

  • 減点主義的な処遇

脅しの経営はまさにビックモータの副社長メソッドがそれである。人事権を乱発する恐怖政治で社員をコントロールしていたのだ。

減点主義はわかりやすい例が自動車運転免許の卒業試験である。試験コースをノーミスで出発点から戻ってこれれば100点。そこから、エンストはマイナス○点、目視確認漏れはマイナス○点・・・てな具合にミス毎にマイナスされる点数が決まっている。

一度、ミスしてマイナスされて、その後ノーミスでもそのミスの分は取り返せない。絶対、プラスになることはないのだ。

正直、こういう減点主義のやり方は昭和時代にはよくあった。そもそも、学校教育自体がこの減点主義を貫いている。

テストは全て正解で100点。間違えると、その分そこから点数をマイナスされる。100点満点を基準にどれだけ間違えたかで競い合っていたのである。(「カンニング」という内部不正も横行していたが・・・vv )

学校教育時代にそういった減点主義で育てられた世代は社会人になっても減点主義の評価でも違和感を感じなかったのかもしれない。

このふたつは短期的、表面的には経営者は強力なリーダシップを発揮して組織を引っ張ったと錯覚しがちである。組織はうまく動いているように錯覚しがちであるが、逆に裏では組織を内部不正へと導いているのである。

100ワニをパクって退職エントリでバズろうとしたけど、全然バズらなかったワニ。 副業のオファーあればよろしくお願いします。 Twitterのフォローもよろしくおねがいします。@180wani