アバウトタイムを見た

アバウトタイムは、人生で1番観てる映画かもしれない。何回みても映像の美しさやメッセージ性にハッとさせられる名作だ。

時間について、考えよう。振り返ることはもう2度とできないのに、もし戻れたら？納得いく人生を歩むことはできる？成功している？

きちんと感謝を伝えることはできてる？
愛を伝えることはできてる？1日1日を大切にできてる？ 

終わりなき人生なんてないんだ。どう過ごしてもどう足掻いても終わりは来る。
この映画で気付かされることは多いけど、25才の私は、運命なんてない、意志の力である程度は変える(変えられてしまう)なと思った。

運命の恋あるのか？
ティムと出会わなかったことによって、メアリーが付き合っていた男性。
彼にとっても、メアリーは運命の相手だったのかも知れないし、メアリーにとっても同様。

だけど2人は過去改変をする能力がないので、ティムの想いのままになってしまう・・・。
ティムによって、人生が決められちゃったから、なんだか手放しに喜んでないのかとも思う。

きっと、メアリーは運命の恋を他の人ともしたはずだし、違う素敵な人生だって何パターンでもあったはずだ。じゃあなんでティムは付き合ったか？
それは意思があったからだ。

人の運命は、変えられる。恋愛であればどちらかの明確な意志があり続ければ運命の恋と錯覚するほどに。

そう考えると「私よりもっと素敵な人がいる」「他の人と付き合った方が良い」は確かにそうだとも言える。だって人生には無数のパターンがあるからだ。そこに優劣はつけれないはずで、あるのはどちらかか両方の強い意志だと思う。それも内側から湧き出る意志だ。

ティムの妹は自分を過剰に評価し、冴えない人生を送っていた。諦めかけていた。でも、ティムとメアリーの説得に根負けし、自らの意思で幸せな恋愛を掴んだのだ。 

運命の出会いも運命の仕事も運命の人生もない。
人生はいくらだって変えられる。

意思さえあれば。