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合わない仕事だと感じるあなたへ

「人生1番大変だった事は?」社会で働く事です、と答えてしまうだろう。

高校2年生の3ヶ月程、初めてパン屋さんでアルバイトをした。そこでは、仕事をなめすぎていて遅刻もあり、注意散漫でレジやパンの入れ方など覚えられなかった。それから逃げるように辞めてしまった。というか、完全に逃げた。

その時はただ、自分は本気を出していないだけ、とかなんとか自分を納得させた記憶がある。

頭の回転が早くないので急かされる事が苦手なのだ。物事を1つずつしかできないのかもしれない。レジをやって同時にお客さんに話しかけて、笑顔で対応して、、世の中のパン屋の全店員を尊敬する。


大学生になり、そんな苦い経験は忘れ、近所のフレンチレストランで働いた。しかし、男の店長が怖くて、もうとにかく怖くて!!自分の出来なさで店に迷惑をかけているのも怖くて。客さんも怖くてとにかくストレスだった。メンバーは良かったけどこれも適当に理由をつけて辞めた。大学入学前の3月から6月の間働いていたと思う。

そして単発バイトをこなした後、固定バイトとして次に選んだのはあるラーメン屋さんだった。ここが1番苦い経験だ。元陸軍とかいう意味の分からない体育会系コワモテ副店長に怒られ続け、言われた事はメモを取るもうっかりが多くて。その場で怒られては凹み、泣いてしまう事もあった。毎回反省ノートを書くも次は違う注意の繰り返し。とにかく怒られるのにも慣れていなかった。自分の意思に反し流れる涙で赤丸を出した覚えがある。(店バレる。)忙しくなり、テンパると、間違えるを繰り返し。励ましてくれた人もいたので半年這いつくばった後、引っ越すとまた適当に嘘をついて辞めた。あの頃はここでやめたら、これからも中途半端と思っていたのかもしれない。でもバイト前は鬱状態で、なんとか休めないか必死で考えていたものだ。とにかくバイトがある1日を「早く過ぎろ」と念じてばかりだった。

そして、少し休んだ後、1年生の2月ぐらいに、デパートのサンドイッチ屋さんに応募した。ここは、今までとは正反対で神バイトだった。レジもあったけど、大体はできた。簡単だったし急かされないし、人間関係もほぼ女性で馴染みやすかった。

私は、怖いと思う人が近くにいるだけで自分の能力がひどく低下する体質なのだと理解した。でも知らない人と話す事が得意なのも知った。その会話から人を笑顔にさせる楽しさも。ガールズバーを少し経験した後、今はキャンペーンガールのバイトを掛け持ちしている。

思い返せば、自分には出来ない事があると認められずにずっといたのかもしれない。

誰しも合う、合わない仕事がある。得意、不得意がある。そして自分にあっている雰囲気や環境はひとそれぞれだ。飲食店は大好きだけど求められるスキルとは自分は合わないだろう。

でも、それを頭に入れたうえで、経験するとぐっと生きやすくなるんじゃないかな。「なんで出来ないんだろ?自分がばかだから?」って自己否定に入る前に、「これは自分の資質的に苦手な部類だよね?」って優しくしてあげよう。


 もちろん努力すれば苦手も出来るようになる可能性もある。誰しも最初は出来ないんだから、工夫することはたくさんある。でも数ヶ月這いつくばっても、苦手に対して厳しい環境なら離れるのも大事なんだと思う。「なんか浮いてる」という直感は案外正しかったりする。

そんな時は、離れる勇気を持つべきだ。我慢している時間はもったいないよね。大丈夫。色々経験する事で、自分が分かるようになり、合うものが見つかるから。自分が輝ける場所はきっとある。

 


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