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わたしが産業保健師になったきっかけ③~はじめての一人職場へ~

前職ではがっつり先輩たちから、がちがちにやることを決められてとりあえずそれをこなしていました。でも、現場に戻りたい(T_T)
保健師、栄養士も数が多くて、人間関係にも疲れていました。
事業所に保健指導に行っても、とにかく特定保健指導だけやってこーいの日本のミッションだったので、メンタル対応や講話依頼、若年層への保健指導、禁煙指導などのニーズがあっても応えられないもどかしさも。
でも、前職で受けた教育研修は、そういえば I 先生の健康学習理論(行動科学に基づくアプローチ)やkjk先生のニーズ分析、コーチングのM先生などいろんな考えに触れて、少しずつ視野が広がっていました。コーチングのM先生は、もともとは薬剤師さん。「私、保健指導の知識ないけど保健指導できる!」と言っていたのが印象的で、「ああそうか、こういうタイプの人にはこういう情報提供の仕方をしたらいいんだ。保健指導って知識じゃなく、スキルなんだなー」って勉強したのもこの頃でした。
だって、たくさんの知識を持っていても、保健指導を初めて受けるような中小企業の方にはちっとも響かなくて、行動変容にもつながらないんだもん…
だめだなあ、コミュニケーション能力?そういえば心理相談員の勉強した時も、その後の傾聴スキルの研修受けたときも、こちらが一方的にしゃべるのではなくて、だったし。




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